学校の勉強に意味があるのかという話

お疲れ様です、和尚と申します。

最近、一回り以上も下の、ゲームアプリの中の友人に、数学とか社会に出ても全然使わないと思うんだけど何が意味があるんだー（訳すと宿題が終わらない笑）という話をしていて、こうだと思いますよーと言ったら、凄い納得してもらえたので調子にのって書いてみることにします。

最初に言うと、僕は大学は地質学、社会人になってからはIT関連の業界にいますが、高校生までの学業をそのまま利用したことは有りません。

数学の微分積分も利用したことも無ければ、化学記号、生物学、日本史、世界史、古文、漢文など、どんなに思い返してもこれをやってて仕事に役に立ったな！　という記憶はありません。

英語は、使用する技術によってはドキュメントが英語しかないものもありますので、無駄にはなっていませんが、今はサイトごと、文章ごと貼り付けると結構いい感じに翻訳してくれるものは何でもあるので、そこまででもなぁといった感じです。

ここまで言うと、無駄じゃんってなるところですが、その上で、僕は無駄ではないと思っています。

個々のテスト結果や、覚えたことよりも、学校の勉強というもので大事なことはあって、それは「学び方」です。

何かを学ぶというのは、どんな歳になっても必要です。

仕事でも、趣味でも、必要に応じた生活の中でも、何かを学ぶということは必須ですし、避けられないものだと思います。

学び方を知らない人というのは、失礼な話ですが社会人でも、年上の方でも年下でも普通にいます。勉強嫌い、という一言で片付けてしまうには粗くて、テストの点数はそんなにだったけど要領がいい人、コツを掴むのが早い人。あるいは良い大学を出ているのだけど、仕事はあまり出来ない人など、様々です。

色んな学び方があって、その中で自分にとって得意なもの、合っているものを見つけるのが、勉強の中で一番大切なことなのだと思います。

国語では、文章を読んで理解する能力。文脈から筆者が何を言いたいのかを推測する能力など、文章を読んで学ぶというスキルです。

数学では、方程式に当てはめれば早くできるという技術を使って解く能力や、与えられた条件、情報から仮定し、問題を解いていく論理思考力。

化学では、仮説に対して、推論を立てて、実験結果どうなるかという方法。

歴史や生物などでも、暗記力や、類似から想定する能力など。

色んな学び方のアプローチを元に勉強することが課せられます。
学校生活の中で、結構勉強しなくても、数学は得意とか、国語は得意とかありますね、その中で、自分にとって何が向いている学び方なのかがわかってくるのが重要で。

学び方の引き出しを増やし、合う合わないを知るということ。これが学校の勉強が大事ということなのかなと思います。

別に公式を覚えることが大事でも、テストの点数の良し悪しが大事でもなく。
今回はこういう勉強法をしてみたら、前回より良かったとか、そういう試行錯誤ができるようになる能力ですね。その結果、一般知識も手に入れられてお得、というのが義務教育や高校生までの勉強なのかなと考えます。

まぁ、最後に教育をディスるわけではまったくないのですが、時代が変わったから本当に無駄になってきたこともあるよね、というのも書いてみます。

何かというと、決まった答えがあることを暗記するという勉強です。
昔は、知識は人の記憶に留めないと、辞典や図書館などを持ち歩けなかったわけで、知識が豊富な人はそりゃ貴重だったわけです。

でも、今はそうではなくて、答えがあることなんて、検索すればすぐ出てきます。
ということは、むしろ問題があったときに、いかに効率的な検索キーワードで引っ張れるか。どういう調べ方をして、それが正しいという裏取りを得られるかの調べ方、学び方のほうがよほど大事なわけです。

暗記をする上で、自分にとっていい学び方（書くであったり、声に出して読むであったり、寝る前にやるであったり、歩きながらやるであったり）は習得する必要は変わらずあると思いますが、覚えたことを紙に書く授業ってあまり意味ない気はしてます。

言われたとおりに努力したよね、という指標にはなるかとは思いますが。
（英語とかの単語テストは、要は覚えたかどうかなので、やったかどうかでしかなく、勉強したこと無いけど出来た、ってことは少ないですし）

それより、画像だけだして、とか、文章を見せて、時間内に検索して調べて答えを出し、かつ、その内容が何故フェイクニュースではないと思ったかを述べよ、みたいなテストがあってもいいんじゃないかな、とは思います。

というわけで、学校で勉強ってなんでしないといけないの？みたいな話をしたよって呟きでした。

お読みいただいた方はありがとうございました。