ボートレースは10年で売上200%以上up
ボートレースの売上が2兆円を突破した。
おじさんが楽しむものだったボートレースが、2014年渡辺直美を起用した「ダイナマイトボートレース」のTVCMでガラリとイメージが変わった。
そんなイメージの方は多いのではないか?
2010年に8000億円台だった売上が過去最高の「2兆3926億円」に。
TVCMの人気だけで、激増するものではなく、それを調べたポイント3つ。
ボートレースの認知があがった
コミュニケーションと投票がDX化で拡大
女性レーサー
認知の拡大の爆薬は渡辺直美を起用しコミカルにビジュアル重視の20~30代ターゲットにしたTVCMか?
地味かもしれないけど、爽やかなイメージだったボートレース。
各ボートレース場もそれぞれ改装を行い、若い世代も足を運びやすい雰囲気にリニューアルをしていたのだ。
土日しかやっていない中央競馬と違い、ボートレースは平日もレースが多いので、子供連れで「いける」場所が不足していたコロナパンデミック中にもピッタリな場所に。
そして言わずと知れた、、、と言っても過言ではないこのビジュアル力。女性でもドキドキする魅力を持っていて、見た目だけで面白さが爆発している。
ターゲットを女性へシフトし、「先入観」を変えた。
女性を入り口に、友人同士や家族連れが楽しい「エンタメフィールド」へ変化させていった事と、アウトドアブーム(コロナパンデミック含む)で行楽先としての地位も獲得できた。
デジタル化がもたらしたタッチポイント拡充
ボートレースは、ほぼ毎日、朝から晩まで、複数箇所で開催されている。
デジタル化を通じて、HPやアプリで、その様子を観ることもでき、「ずっとやってる」「いつでも買える」が実現された。
その結果、ネット投票(テレポート)は、総売上の約8割を占めるまで成長の一助となった。(2021年度 総売上の約77%にあたる1兆8414億1242万3700円)
レーサー「=男性」の時代は土の時代と共に終わった
日本財団の笹川陽平会長のブログでこんな一節があった。
ボートレースは、女性レーサーもメキメキと成長し活躍しており、優勝もしているのだ!性別により分かれたレースではなく、一緒に戦っているとなると、更に面白い。
男女雇用機会均等法といいつつも、お掃除当番があるのは女性だったり、棚替えのような力仕事は男性がいい(日当が発生するから)、など、区別だか差別だかが残った時代のなか、スポーツマンシップに則って、果敢に戦う女性レーサーは、同姓だけでなく幅広い層から応援される存在なのでは?
ボートレースからは、まだまだ目が離せない!