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耳で咀嚼するラジオ vol.3 ゲスト湯澤規子さん(法政大学人間環境学部)
BLOG
2022.5.9
vol.3「火」
![](https://assets.st-note.com/img/1652248960165-hlaI3nb2PS.png?width=1200)
おはこんばんちは!
フードスコーレ校長の平井です。
湯澤規子さんをゲストにお迎えしての3回目。
いま食の景色、どう見えていますか?
初っ端から校長からの質問。
料理をつくるのが好きという湯澤さん。
それはちいさいころからだそうで。
レシピを設計図と捉えて、実験するのが好き。
それを誰かに食べてもらって
喜んでもらえたらなおうれしい。
つくったり食べたりするのはたのしいよね。
という見方と、たのしくないと捉える人もいる。
そこには料理への2面性が存在する。
同じ人でも、時と場合によって捉え方もちがう。
食物(しょくもつ)の研究はこれまでもあった。
でもなぜ料理をするのか?なぜ人は食べるのか?
そういう視点で考える場はなかったと湯澤さん。
ここから話題は「料理」から「火」へ。
火をわかち合う。火を借りてくる。
というのと惣菜を買ってくるは同じではないか。
食を「火」を起点に考えると新しい見方ができそう。
湯澤さん、そんなことを考え始めているそうです。
そして、献立の必要性。
レシピに起こさないで口伝で残る料理の世界もある。
再現できるのがレシピ。
でもそこから漏れちゃう料理も社会にはある。
フィールドワークの専門家による、
まさに食を切り口にした民俗学。
ぜひお聴きください!
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プロフィール
湯澤 規子
筑波大学歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に絵本シリーズ『うんこでつながる世界とわたし』(農山漁村文化協会)、『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』(ちくま新書)、『7袋のポテトチップス―食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)、『胃袋の近代―食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会)、近刊に『食べものがたりのすすめ―「食」から広がるワークショップ入門』(農山漁村文化協会)がある。
平井 巧
食の学び舎「フードスコーレ」校長/shokuyokuマガジン編集長/株式会社honshoku代表/一般社団法人フードサルベージ代表理事
1979年東京都生まれ。新潟大学理学部卒業。広告代理店での企画営業を経て独立。「サルベージ・パーティ®︎」を中心に企業・行政のfoodloss&waste にまつわる課題解決を手がける一般社団法人フードサルベージを設立。食のクリエイティブチーム株式会社honshokuでは、「食卓に愉快な風を。」をキーワードに、食にまつわるコンテンツ運営、クリエイティブ制作、プロデュース等を行う。2020年に食の学び舎「foodskole(フードスコーレ)」を開校。2021年に食のウェブマガジン 「shokuyokuマガジン」を創刊。
shokuyokuマガジン:https://shokumaga.com/
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