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家庭菜園のたのしみ方レポート/林家とご近所さん

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトです。

このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…

そんな取り組みをしています。

ときには、家庭菜園やご自宅でコンポストをしている方にアンケート取材もしています。


今回は子どもたちと一緒に家庭菜園をたのしんでいる、有田川町にお住いの林さんのお宅を訪問した時の様子をお届けします。

「畑づくりって難しそう…」
「作物がちゃんと育つのか心配…」

そんな、家庭菜園初心者の方の参考になれば嬉しいです。


◆トウモロコシの苗を植えてみよう

今回は6月にトウモロコシの苗植えをした有田川町のH 林さんのお庭をご紹介。



苗を植える前に、まずはじょうろで土を少し湿らせます。
日中暑かったので、夕方からの作業です。
土が柔らかくなったところで苗の登場!

少し湿らせた土に穴を掘り、トウモロコシの苗を植えていきます


近所にすむ子どもたちと一緒に作業開始!
こぶしがすっぽり入るくらいの穴を掘り、購入してきた苗を植えていきます。

こどもたちにとっては、まっすぐ植えることもなかなかに難しい工程のようで…。
大事に大事に植え付けていきます。

これで作業は終了~。
意外とすんなりできました☺


◆家庭菜園はいろんな作物にチャレンジできる!

林さんのお庭の家庭菜園では、トウモロコシだけでなく様々な作物が育っています。

もともとおじいさまが住んでいたころに使っていたこちらの畑。一時は手入れのないタイミングもあったものの、再度畑として活用できるように耕したとのことでした。

和歌山でも空き家の問題などはありますし、かつて畑だった場所もうまく活用できる仕組みがあるといいなぁと感じました。


大葉やハーブ、ミニトマトなど、家庭菜園だからこそ、いろんな作物にチャレンジできるのも魅力ですね。
自宅用なので、肥料やたい肥を工夫して無農薬での栽培もできます。

写真ではわかりにくいのですが…色が違うところわかりますか?


林さんのお宅では、一部の土に竹パウダーを混ぜて使用されているとのことでした。

竹を超微粒子化し、発酵させた竹パウダー(竹粉)。
乳酸菌が豊富に含まれており、竹パウダーを畑や果樹園、田んぼなどの土壌へ入れると、有用微生物の活動が活発になり、善玉菌を活性化させ、土着菌を増やして微生物の状態が良くなり、土そのものを力強く変えてゆくとのこと。
https://www.sunjet-eye.co.jp/kaguya/


さらに、有田川町ではコンポスト容器の無料貸与制度があり、林さんの畑の隅にも設置されていました。

※以下、有田川町役場のホームページより一部を抜粋。

制度が利用できるのは、次に該当する方や事業所などです。

  1. コンポスト容器を設置する場所を町内に確保できること

  2. 生ごみ処理後の堆肥の活用を図れること


コンポスト容器の貸与を受けるには次の条件があります。

  1. コンポスト容器を有効に活用し、生ごみの減量に努めること

  2. コンポスト容器の特性を理解し、周辺に迷惑を及ぼさないように管理すること

  3. 町が実施する利用状況等のアンケート等へ協力をすること


さらに、貸与した後3年間、貸与条件を履行した方には、貸与したコンポストは譲与されるとのこと。

こうした、住民と行政が協力して食品ロス削減に取り組んでいる事例は参考になりますね!

その他詳細については、有田川町役場のホームページをご覧ください。


◆レッツ家庭菜園チャレンジ


みなさんは「芽かき」をご存じですか?

ミニトマトなどの作物の場合、わき芽という途中で枝分かれする芽があります。
そのままにしておくと、芽が生長することに養分が使われてしまい、 実が大きく育ちにくくなります。
そこで余分なわき芽を取り除くのですが、 この作業を「芽かき」または「わき芽かき」というそうです。

今回はその芽かきも体験させていただきました。

芽かきしたものは苗分けとしてまた育てることができるんです!

林さんのご厚意で、芽かきしたものをポットに入れ持ち帰らせていただきました。

ミニトマトは娘が小学校で育てていたものの、自宅で栽培するのは初めて。

超初心者のベランダ菜園につき、土はホームセンターでトマト用の袋で育てられるものを購入し、植え付けてみました。


底の方に楊枝で穴をあけ、排水できるようにして使います。

最初は水をしっかりあげて、だいぶ伸びてきたら土が乾かない程度に水やりをすること約1か月…


かなり伸びました!!

最初は小さな芽だったのが、正直こんなに伸びるとは…
植物の生命力は素晴らしいですね。
そろそろ支柱が必要になってきました。

まだまだ花も実も成る気配はありませんが、これからも成長たのしみです。


家庭菜園に苦手意識があっても、意外とちょっとしたきっかけで始めることができることがわかりました。

家庭菜園をしているお知り合いや、ホームセンターの園芸用品の担当の方に相談してみるのもよさそうです。

個人的には、子どもたちが水やりのタイミングを気にかけたり、成長に気づいて報告してくれるのが嬉しかったです♪

大人も子どもも集える場所に。


さいごに、林さんがこれからやりたいことについて聞いてみました。

「誰もが自由に作物のお世話や収穫をして、地域の人がゆるくつながれる農園があったらいいなと思っています。

手入れができていない畑や空き地を活用して、そこに作物を植え、ご近所の方や子どもたちとおしゃべりしたり、ちょっとお茶したり。

そんな場所をつくっていきたい」

林さんのお人柄が表れていて、とてもすてきな構想でした!


作物を育てることで、いろんな世代に食や暮らしに興味をもってもらえるよう、
これからも様々な情報をお届けしていきたいと思います。

和歌山 食と暮らしプロジェクト
主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング
担当:岡部


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