センリュ

文芸創作を学ぶ大学生です。生きる意味を知りたがった幼少期、私は泣きながらずっと文を書いていました。あの日の私、未来を探してくれてありがとう。どこかのあなたへ、届くように紡ぎます。読んでくれると嬉しいな。アイコンはガーリー素材さんです。

センリュ

文芸創作を学ぶ大学生です。生きる意味を知りたがった幼少期、私は泣きながらずっと文を書いていました。あの日の私、未来を探してくれてありがとう。どこかのあなたへ、届くように紡ぎます。読んでくれると嬉しいな。アイコンはガーリー素材さんです。

最近の記事

特別をもう目指さない。

声優のオーディションに落ちた。 別に、本気だったわけじゃない。 なんとなく女の子はみんな憧れる、可愛い服を着てステージに上がる仕事。 そんなはずがないでしょう、それだけなわけがないでしょう。 声のお仕事、声で人を感動させるお仕事。 なんかやっぱり、努力はすっごく大切で、だけど。 だけどやっぱり、最初から選ばれている人っている。 一生かかっても届かない、それを目指して心をどれだけ削ればいいのか分からない場所に、あの人の道は繋がってる。 分かってるよ、もちろん分か

    • きみのすき。

      ずっと憧れだったきみに告白された。 瞬間、うそだと分かった。 きみがぼくを好きなはずがないでしょう? だってぼくもきみも男なんだから。 ぼくなんて冴えない、教室の隅っこのモブなんだから。 「…あの、ぼく、でも」 「まさか断るなんてしないよねぇ、俺が誰だかわかってるの?」 わかってるよ、学校一のイケメンでいちばんの権力者でしょう。 縮こまって震えるぼくを、きみが抱きしめて笑う。 「…ほーら、もう捕まえちゃったけど」 心地よい低音が鼓膜を揺らして、小さくわらう

      • どうしたら君に生きてほしいことが届くかな?上手く言えないけど、気が使えない僕でごめん。明日は今日より悲惨かもしれないけど、明後日は明日より楽しいかもよ、なんて無責任は言いたくない。もう立てない日々のしんどい未来を、一緒に辛がろう?やばい急勾配のあとは、どんな坂道も楽勝なんだから!

        • 楽しい生きる方法レッスンワン!

          #レベルアップしたいこと 昔から私はゲームが好き。 やる方じゃないよ、見る方。だって苦手だもん。 レベルアップさせるのが得意じゃない。 それどころか私の人生だって、得意なこと少ない。 昔からだいぶ不器用で、生きるのが苦手すぎた。 高校生のころは家に帰ると専ら泣き続けるのに忙しかった、勉強が辛かったのよ。 努力してもついていけない、努力の仕方すら分かんないから。できないことと知りながら誰かと比べられるのは吐きそうだった。 できないことはできない。 私のできるこ

        • 特別をもう目指さない。

        • きみのすき。

        • どうしたら君に生きてほしいことが届くかな?上手く言えないけど、気が使えない僕でごめん。明日は今日より悲惨かもしれないけど、明後日は明日より楽しいかもよ、なんて無責任は言いたくない。もう立てない日々のしんどい未来を、一緒に辛がろう?やばい急勾配のあとは、どんな坂道も楽勝なんだから!

        • 楽しい生きる方法レッスンワン!

          孤独をあげるよ。キミノホシイゼンブ。それでうたいたいうたがうたえるならね。私には到底及べない遠い君へ捧げます。届きたい夢なら、この命を刻む程の価値があるでしょうから。上手く生きられるようになった君の、器用なカナデはちっとも美味しくはない。懸命に生きる君の、ブザマな笑顔が大好物よ。

          孤独をあげるよ。キミノホシイゼンブ。それでうたいたいうたがうたえるならね。私には到底及べない遠い君へ捧げます。届きたい夢なら、この命を刻む程の価値があるでしょうから。上手く生きられるようになった君の、器用なカナデはちっとも美味しくはない。懸命に生きる君の、ブザマな笑顔が大好物よ。

          君と始まらない恋をした。恋愛の感情を持たない君は、寂しそうに馬鹿げていると笑う。そんな君に最後の嘘を吐いた。今まで振り回してごめんね、他に好きな人ができたの。涙を隠し駆ける私を、慌てた腕が囲んで問う。なぁ、お前が俺以外の横で笑うのを見たくない、俺が幸せにしたい。この感情って何?

          君と始まらない恋をした。恋愛の感情を持たない君は、寂しそうに馬鹿げていると笑う。そんな君に最後の嘘を吐いた。今まで振り回してごめんね、他に好きな人ができたの。涙を隠し駆ける私を、慌てた腕が囲んで問う。なぁ、お前が俺以外の横で笑うのを見たくない、俺が幸せにしたい。この感情って何?

          サンセット

          あなたにもこの星は見えていますか いまひとつこの手の中に落ちてきました どうにかふたつに出来ないだろうかと思いましたが、 ぼろぼろに崩れて煌めく砂のようになってしまいました だから、あなたに全部をあげたいと思います あなたにこのときめく天の川をさしあげます どうか素敵に可愛がってあげてくださいね そうしていつの日か彼らがそのもとに戻ったのならば 一緒に幸運を祈ってあげましょう、あぁ 確かにここに何らかのシアワセをうたう、うたが あったのですが、どこかに消え失せてしまいました

          サンセット

          メイさい柄の、

          鮮烈をあげるよ、僕のもてる分なら全部。 爆発的な恋だとか、衝動的な愛だとか。 珍しく君に似ている極彩色の真夜中に、 それでもどこか見放された夢が醒める。 拝啓、ちっぽけな僕より捧げます。 まだまだ逆立ち上に伸ばす水平線が、 この喉に突き刺さって取れないのです。 侮れないのです、このビビッドな現実的が。 敬具、誰よりも幸せになれ、愛おしい君へ。 黙ってこの世の幸福全部をキョウジュして、 そうして微笑んで、泣いて、眠っておいでよ。

          メイさい柄の、

          今を生きたいから。

          #この春チャレンジしたいこと 自分が永遠の存在ではないことを知るのは、どんなときですか? 私は大切な人と離れるときにそれを自覚します。 あの頃はまだ一緒にいたのに、年月の流れによって生きる場所は様々に変わっていく。それが無常なようで、刹那に生きているのだと思い知らされます。 だからこそ、今を生きなきゃいけない。 私は中高生の時代、様々な困難を前に心を塞ぎこんでしまった経験があります。「もう前を向けない、立ち上がれない」そう言ってもう一歩も動けなくなってしまいました。

          今を生きたいから。

          もう決めてしまったこと。

          こんにちは、私はセンスイといいます。 初めて投稿するので右も左も何が何だか分かりませんが、「最初の投稿は自分について書くといいよ!」とNoteに言われたので、その段階しっかりめに踏まえていこうと思います。 まず初めに、私は文芸創作を学んでいる大学生です。 今に至るまでの人生を、時系列に沿ってざっくりとお話したいと思います。 小さい頃の私は、何事も深く考え込んでしまう子供でした。人の視線が何より気になって、刺さるような痛さをよく感じていました。 少しの失敗も悔やんで落ち込んで

          もう決めてしまったこと。