薄紅色
散りゆく季節
美しく侘び寂びに彩られて
結んだ先は見えないけれども
霞んだ雲は雪のよう
降りしきる花びらに
身を任せてどこまでも
気持ちだけ一緒に
散り去って
分かり合えていると
頬に降りかかる深夜3時
偽りなど形はなくて
色濃くなる浮き彫り
輪郭だけははっきりと
見えていた安堵の地
スクリーンで見る夢は
モノクロームの匂い
少し色づいた頬が可愛くて
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