社会人3年目、何も起きない。
社会人3年目に突入し、やや忙しい日々を送っている。
ライブ感があるキラキラ忙しいではなく、
任されたことを地道にこなす日々である。
毎日がぬるま湯のように幸せで、どこか退屈で、
休日には映画や本を読んで、人並みの充実を図ろうとしている。
映画や本では、緩急がある煌びやかな人生の体験を得られるかと思いきや、
家族の団らんを描いた話
男女が何年か付き合って、別れる話
ブラック企業に勤めた挙句、仕事を辞める話
いや、これよく考えたらよくある話だよな・・・
振り返ってみると、
「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」とか素晴らしい俳句も
出来事としては、何も起きていない。
真夏の蝉の声に耳を傾けている。
その事実に対しての受け取り方が、奥深く繊細であるこその俳句だ。
自分が思っている以上に、天才も凡人も、有名人も一般人も
見ている景色に大きな違いはないのかもしれない。
見えている景色が違うだけで。