
そんな一日
起床7:30そんな一日だった。
野菜ジュースにマフィンを体に取り込む。そんな一日だった。
新しい仕事場へ行く道は少しのワクワクと大きな緊張。そんな一日だった。
雨模様。傘を持っていくべきか、否か。そんな一日だった。
25分ほどの電車時間。本を読むには短いと感じた。そんな一日だった。
10:00出勤なのに9:25には職場に着いてしまった。死にたがりの親友に、柄にも無く緊張してる。とLINEを送る。そんな一日だった。
職場に着くと知的で優しさに溢れたヒトが迎えてくれた。まるで借りてきた猫のように挨拶をした。そんな一日だった。
自動レジに慣れていた私。手打ちのレジに戸惑う。かしこまりました。の連発。そんな一日だった。
お昼は社長と店長に連れられ近所のイタリアンへ。ニンニクが強すぎるパスタと肉料理。今日の私には重すぎた。味もしない。そんな一日だった。
なんと呼ばれたいですか?と問われ、いつもならブンって呼んでください!と言えるはずなのに、あ、、緒方で大丈夫です。と普通を装う。そんな一日だった。
店内はワクワクする本たちで溢れていて、この本に囲まれているだけで私は幸せだとも思ってしまった。どの本を買おうか。小難しい本も読んでいかなければと、何かの使命感に駆られる。そんな一日だった。
言葉選びが素敵な人たちしかいなかった。自分の語彙力、言葉選びの綱沙汰なさを感じた。時間が欲しい。語彙を蓄える。そんな一日だった。
気付けば18:45。退勤まで後15分。なんだか分からないこの高揚は久しぶりだった。そんな一日だった。
一日我慢したタバコは今までで一番美味かった。仕事中に吸わないのもありだな。そう感じた。そんな一日だった。
持ち前の元気さ明るさコミュニケーション能力はそっと隠しておこう。なんとなくそう思った。そんな一日だった。
なんだか楽しい人生になりそうだ。そんな一日の終わり。