均質性と多様性
「日本はまだまだ均質性の高い国だと
思います」
喫茶店で偶然隣になったお兄さんはオーストラリアの大学に通っていて今は一時帰国をしているとの事
カウンターの1番隅に座って偶然で意図的な時間を
作る
マスターに仕事の悩みなどをブツブツ言う
隣に偶然居合わせた人の話は聞いていない
ふりをして聞いていて
前は市役所に勤めるお姉さんの
「推しのアーティストについての悩み」
を聞いていたなぁ
カウンターの隅に1輪
綺麗にそっとただ咲き続けるだけの花のように
その場にいる
そんな感じがいいな
偶然居合わせた人との時間を意図的に有意義なものにする
それは年齢も性別も職業も関係なくその人を知ろうと努力出来るかだと思います
それきりのつもりで
こういう場ではそれがいい
リアルなコミュニケーションから得られるものは
空気感のようなもので互いにそこに触れていく
くらいの距離感がちょうどいいと思います
そう
こういう場では
違うシーンもある
店を起業して3年くらいは夏の間の1ヶ月だけ
店を閉めて児童クラブで働くという事をしていたんですが
最初の年は1ヶ月を同じクラブで過ごす事が出来て
そこで出会った4年生の男の子
気に食わない事があるとすぐに手が出てしまう
乱暴な子でした
複雑な家庭の事情を聞いて
「この子はきっと何も悪くないんだろうな」
それを1番に思ったのを今でも覚えています
店のブログでも以前書いた事のあるこの子との
夏の思い出
そこからその子の様子を伺っていました
自分の思う通りにならないと相手が誰であろうと
抑えつける
私も顔面にパンチが当たりそうになったり・・
どこかに踏み入っていける場所はないかって
無意識に思っていたと思います
こういう場では少し図々しいくらいがいい
自分の事を気にかけてくれる人がいる
それが彼の他者に対する緊張とか諦めとか
きっと複雑だった感情を少しずつ溶かしていった
のだと思います
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