ありがとうおばさん誕生秘話 #シロクマ文芸部
「ありがとうございます」
を言う機会が増えたな~としみじみ思う。
車椅子に乗るようになってからは特に。
いや、ヘルパーさんを利用するようになってからかな🤔?
それまでももちろんよく言っていたけれど、母が病院の診察後や会計後に
「ありがとうございました。
お世話になりました」
宅配便の方には
「ご苦労様です。
ありがとうございました」
飲食店を出る時には
「ありがとうございました。
ごちそうさまでした」
と言っているのを見て育ってきたのも大きいかもしれない。
たとえ当たり前だとしても、それを教えてくれたおかん最強説! 余談だけれど、セールスマンにお断りする時は「構いません」だと誤解されるから「いりません!」とハッキリ言うのよ、とも教えられた。(もはや何の関係もないけれど、身内でもお金の貸し借り禁止、連帯保証人のサイン禁止も幼少期に教え込まれてた😂)
だから、いつしか普段の買い物の会計時にも、下手したら店員さんより早く食い気味に元気よく
「ありがとうございます!」
を言うようになっていた。(コンビニで発送する時は「よろしくお願いします」もトッピングされる。)
こないだも某通販で注文した荷物がなぜかお届け完了の通知は来たのに、あらゆるところを確認しても見当たらなくて問い合わせたら、とても丁寧に対応して下さり、後半は
『この度は誠に申し訳ございません』
「いえ、ご親切にありがとうございます」
『こちらこそありがとうございます。
またのご利用をお待ちしております』
「こちらこそ、本当に感謝しております」
『いえいえ……』
と、ありがとう合戦になって切るタイミングを完全に見失った。(7分半くらい喋ってたっぽいけど、1分半はたぶんお礼合戦だったと思う🙊)サラリーマンになったこともないけれど、子どもがよく真似するシリーズ、頭ぺこぺこ電話状態だった。(切りたくても切れない恋人風味は醸せなかった……ただオペレーターさんってクレームも多そうだから、盛り盛り特盛でお礼が言いたくて🙈)
その後、対応してくれた方のお名前(電話越しでは関西のおばちゃんっぽかったけれど、名前見たら日本人じゃなかったっぽい。時々言葉を頭で変換してたのか会話が途切れるようなこともあったけれど、電波のせいだと思ってた😂)がメールで届いていることに気付き、サイトを開いたら評価をつけるページに繋がって商品が届いてから書こうとしたら、一度開いたからか送れなくてお礼が伝えられなくて地味にシュン😢となった。(それより私が最初に注文した物は一体どこへ? 物よりも個人情報が心配で😱💦)
たぶんその原点にあるのは思春期頃に照れくさくて、直接「ありがとう」が言えなくて寝る前に
「今日も父さん、母さん、兄ちゃん、
先生、友達、みんなありがとう!
明日もみんなが幸せでありますように!」
と、家族や、その日お世話になった人の名前をつらつらとあげて唱えてから眠りに就いていた時期があったからだと思われる。でも、だんだんとエスカレートしていき……
「牛さん、豚さん、鶏さん、野菜……」
など唱えるものの種類(主にその日の食材)が増え、一周回って(?)めんどくさくなり
「今日も世界中のみんなありがとう!
明日も世界中が平和でありますように!」
ざっくりワールドワイドになっていた🙌🌍️
(ていうか、あんたは
どの立場で物言うてるん?)
特に何かを信仰しているわけでもないのに(信教の自由を否定したいわけではないので悪しからず)、なぜその習慣が始まり、そしていつ幕を閉じたのかもさっぱりわからないけれど。
年齢的に父と兄とは同居していなかった時期だから、むしろものすんごーく悩んだ上で、自分を卑下しないようにしようという私なりの打開策だったような気がする。(その頃もよく悩んでいたから……)
きっと
「なんで私なんか産まれてきたんやろう?」
からの
「ほら、ひとつずつ数えてみぃ!
私はこんなにたくさんの人や
食べ物に支えられて生きてるんやで。
それってめっちゃありがたいことやんか!」
と思考をシフトチェンジしようと
試みてたんだと思う。
だからこれからはあの頃の倍は大人になった私が直接
「ありがとうございます!」
を声に出して伝えていく新たなる幕開けなんだろうなと思う🙋<親しくなると、「いつもありがとう」に進化するよ!)
ただひとつ引っかかるのは、西日本育ちの私は敬語じゃない関西弁っぽいイントネーションの「ありがとぉ」しか言えんから標準語のイントネーションがほんまにわからん……
(童謡の『赤とんぼ』のイントネーションが標準語的な話は聞いたことあるけれど…… 正確な「ありがとう」は、いきものがかり? SMAP? 西野カナやん? どれなん? もしや全部ちゃう系?)
そしてその「ありがとう」は、ネイティブじゃないからより恥ずかしくて言えない気がする🙈<方言って手強い……)
私は赤ん坊だったからほとんど記憶にないけれど、東京でも暮らしてた時期があったから兄はちょっとだけ標準語仕立てだったことがあるそう。
家族に対してストレートに「ありがとう」が言えなくても「ありがとサンキューベリマッチョ💪✨」みたいな逆に長くて誤魔化す言葉を使ってみたり、今でも「サンキュ」くらいは言える。(次はドリカム出てきたで!)
こんな自称ありがとうおばさんが
誕生(?)した歴史を
最後まで読んでくれてほんまに
🤗🍬ありがとぉな🤗🍬
いつもありがとうございます🙏💕
小牧幸助さん&シロクマ文芸部!
ちなみにタイトルが、ありがとうおばさんなのは、昔から遠足の時やお弁当の時に飴ちゃん🍬(ミルキーやキャラメル、パイの実、メルティーキッスといった小分けされたお菓子)を必ず買って
「ほーら、飴ちゃんおばさんのお通りよ~」
とクラスやグループ関係なく、配り歩いてたからです🙈おばさんなのは幼少期からよく、ままごと感覚で近所のおばさんごっこ(「聞いてよ、奥さん!」みたいなフレーズからどうでもいいことをだらだら話す)をしていた名残です😂<我ながら変やつ~!)
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。よろしければ、サポートいただけますと大変うれしいです。いただいたサポートは今後の創作活動に使わせていただきます!