8ヶ月で68kg13%→72kg16%
前回はトレーニング内容を検証したのですが、もう一つの大事な要素である「体組成」について記しておきます。水泳にとっては浮心・重心のバランスにも影響する重要な要素であり、揺れるお腹は間違いなく抵抗になります。
トレーニングを再開した去年の6月から体重4kg体脂肪率3%増えました。筋肉量1kg体脂肪量3kg増えたので、俗に言う「太った」状態です。ウェイトトレーニングを週に2回(体幹+上半身Dayと体幹+上半身Dayに分けて)実施し、食事は好きなものを好きなだけ食べています。トレーニング前後のプロテイン摂取も積極的に行っています。数字だけを見ると「パフォーマンスに対してマイナスでは?」と思いますよね。その通りで、直近のレースにとってはマイナスです。しかし、9月にピークを合わせる予定の私にとっては「3kgの重りを背負ったレジストトレーニング」という位置づけです。とにかく体重を増やして「それに慣れる」のが目的です。
私は1年間を3つの期間に分けています。
①体組成を増やし基礎体力を戻す
②スイムトレーニングの量を増やしスピード持久力を高める
③スプリントトレーニングを増やしレースに向けて仕上げる
私は今シーズンのピークを、9月はじめのスポーツマスターズに合わせる予定です。ベストタイムを更新するためにはこれまでと違う「何か」を変える必要があり、機能・体力・技術の土台となる体組成を変えようと決めました。これは泳ぎ方・フォームを変えるのと同じでリスクを伴います。マケボイ選手のように飛躍できるかもしれませんしそうでないかもしれません。先日の国際大会選考会でも体重を落としても良い結果が出なかった選手もいます。体組成だけでなく、全ての要素がベストなバランスを作れたときに最高のパフォーマンスが発揮できると考えます。
先日の4/7のレース結果から①の効果は感じられたので、次の②の期間に移行することにしました。次の大会は7月を予定していますが、ここでもベストは出ないでしょうし、長水路50m自由形25.0ぐらいだと思います(当然全力で泳ぎます)。あとこのタイミングで100mレースに出れるようにトレーニングしておきたい。
練習やトレーニングの中には即効性があるものもあれば、少し遅れて効果を感じるものもあります。人によっては体組成も変えず、いつもベストコンディションで仕上がっているケースもあります。人それぞれの調整の仕方があるので、今回もあくまで一人の参考例として見てもらえたらと思います。
次回こそ肩痛・腰痛コンディショニングについてを紹介したいと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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