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本を読む「時間」を作りに行く 〜ブックホテルに宿泊してみた〜【時間を使う vol.1】

皆さまは人生の中でどれくらい「本を読むこと」をしていますか?

本を読む「時間」がない、足りないなどの悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
また、本を読むことはあまり普段からしないけど、「本ぐらい読まなきゃな〜」とか「本を読むことを習慣化したいな〜」と思っている方も、、、

そんな本との関わり方にお悩みの方々におすすめなのが、本を読む「時間」を作りに行くことです。

私は今年「本を読む時間を作りにいく旅」を決行しました!

皆さまの旅の行き先や時間の使い方の参考になれば幸いです。

旅のきっかけ

ーそうだ、本を読むために旅に出よう

そんなことを考えてから僅か2週間足らずで大体この旅の計画を立てて決行しました。

2週間前なので交通手段やホテルも激安ではなかったけど、なんとかうまくお得にそれぞれ予約することができ、お金の心配もそこまでなく出発することが出来ました。

私は「本」そのものが昔から大好きで、本屋さんに足を運ぶことも大好きですし、図書館やブックカフェなどの「本にまつわる場所」に行くことも大好きです。

本を読むスピードはそこまで早くはないけれど、色々な本に触れるだけでも楽しい。

しかし、大人になるにつれていつの間にか本を「意識的に」手に取ってしまっていた自分に気づきました。

学生時代までは自然と「自分が読みたくて」といった感じで手に取っていたのに、いつの間にかタスクをこなすかのように本を手にしてしまっていました。

あの“有名な書籍“が出版される

そんな自分の読書との向き合い方を心の中で嘆いている時、今年話題になったある“有名な書籍“が出版されました。

それは、、、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(著者:三宅香帆)です!

タイトルを初めてみた時はびっくりしました。

だって、私が今まさに思っていたことが全てタイトルになっていたので!!

早速購入し、旅が始まる前に読み始め、旅行中も合間で読んでいました。
やっぱり、私のような思いを抱いている人は他にもいたんだ!
しかも、私が悩んでいた案件が書籍になっているぞ!と半ば感動まで覚え、一気にこの旅の決行を決断させました。

ずっと泊まってみたかった!ブックホテル神保町♪

本を読む時間を作りに行く旅ということで、せっかくなのでずっと泊まりたかった「本」がテーマのホテルへ行くことに。

そのホテルは「ブックホテル神保町」です!

ブックホテル神保町とは

ブックホテル神保町とは東京の神保町駅から徒歩1分の位置にある「読書」をテーマにしたユニークなホテルです。

図書館のような静かな雰囲気が特徴です。
特に、読書好きや静かな空間でリラックスしたい人にとって理想的な宿泊施設です。

ホテルはの入り口は、建物と建物の間にあって、いい意味でこじんまりとした感じです。
今回はベーシックなお部屋を予約したのですが、他にも「漫画のお部屋(お部屋にサウナついてる♪)」だったり、「猫のお部屋」、「デジタルデトックスができる鍵付きのかごがある部屋」などなど、、、
魅力的なお部屋がたくさんあるそうなのでぜひ次は違うお部屋に泊まってみたいです。

ホテルのサービスで本に触れる「時間」

私がブックホテル神保町で利用してみたサービスは以下の3つです。
宿泊したときはせっかく泊まれたのなら全部利用してみようと思い、全て申し込みました。
1つずつご紹介しますね♪

①ブックカウンセリング 

※サービスが停止している時期もあるので要確認!

ブックカウンセリングはホテルのロビーで夜の夜の22時から実施されるサービスです。
事前のアンケートに答えてそれを元にスタッフの方が選書してくださり、1冊1冊丁寧に本について説明してくださいます。
スタッフの方との会話によって、本を通して自分の悩みに対してのアプローチの仕方のヒントをいただけるというものです。

かなり大好評のサービスなので実施している時はぜひ体験していただきたいなと思いました!

② ブックマッチングサービス

こちらも事前のアンケートに答えることによって、スタッフの方が選書してくださりチェックインの時に数冊の本を渡してくれるというサービスです。

ブックホテルのロゴが入ったミニトートバッグに本が数冊入っていて、スタッフの方の直筆のメッセージカードが入っていて、選書本の魅力だったりが書いてありほっこり♡

「選書」というものを体験したことない方で「まずはどんなものか知りたい」という方やブックカウンセリングのような対面型は照れくさい、、、という方はまずはこちらを体験してみるのもいいかもしれませんね。

③ ブックペアリング

こちらも面白いので、おすすめのサービスです!

こちらは「コーヒー✖︎チョコレート✖︎本」のセットが受け取れるサービスで、ホテルの本は基本貸し出しのみのなのですが、これは本がもらえちゃいます♪

フロントでスタッフの方が「色とテーマ」が書いてあるボード(?)のようなものを出してきて「好きなものを選んでください」と言われました。

私がもらった本はこんな感じ↓↓

何が入っているかわからない、プレゼントみたいな感じにドキドキ♪

何が入っているかわからないワクワクがあり、開ける瞬間まで本当に楽しみでした!

本を読む上で、「何を読んだらいいかわからない」と悩む方もいらっしゃると思いますので、これらのサービスはせっかく宿泊したならぜひ利用してみることをおすすめします。
私は3つとも利用してとても満足でした!

特に①と②はスタッフさんがお忙しい中時間を割いてくださるものでもあるので、ありがたみがあります、、、

お部屋でじっくり本に浸る「時間」

ご飯を軽く食べて、ブックカウンセリングの時間を待つことに。
22時にロビー集合の予定。
それまで数時間あったので、部屋の椅子に座ってじっくりと本に浸りました。

正直に言いますと、、、
その日の旅の疲れからか、寝落ちしていました(笑)
(でもこれって読書の醍醐味ですよね、、、幸せ♪)

ただ、目覚ましはかけていたので、ブックカウンセリングには遅刻せずに行けました!

それからまた少し本を読み、ブックカウンセリングを受けにロビーへ。

知らない本に出会う「時間」

今回予約させてもらったブックカウンセリング。
22時にロビーへ行くと担当の方が笑顔で迎え入れてくださり、飲み物をオーダーしてお話スタート!

先ほどもご説明しましたが、事前アンケートに答えていて、それを元に実施されました。
スタッフの方はかなりアンケートを読み込んで下さっていることが伝わってきて、スタートからとても嬉しい気持ちになりました♪

全部でご紹介頂いたのは5冊でした。
簡単にご紹介しますね♪
①六の宮の姫君 北村薫
②才女の運命 インゲ・ジュテファン、松永美穂
③天才たちの日課 女性編 メイソン・カリー、金原瑞人
④引っ込み思案な人のためのスタンフォード式自信の作り方 リン・ヘンダーソン、小林玲子
⑤傲慢と善良 辻村深月(2024年、映画化されましたね!)

この本たちについては別の記事に書いてありますのでよろしければご覧ください♪

記事はこちら↓↓

紹介していただいた本の中にはタイトルを知っている本もありましたが、全て“未読“の作品でした。
これは絶対に自分では手に取らないな〜と思った本も多数あり、やはり人と話して出会う本っていいなと思いました。

読書は自分だけで完結すると思われがちですが、人と感想を言い合ったり、他の人の感想を読んだりと結構人と関われる分野だと思うんですよね。

自分の興味あるジャンルだけでは、どうしても世界は限定されてしまうので、今回みたいに敢えて「出会いに行く」ということも、読書を楽しむ上で大切だなと思いました。

私にとってはとても有意義な「旅の時間」となり、「予約してよかった!」と心から思いました。
お忙しい中時間を作ってくださったスタッフの方、ありがとうございました!

これをする!と決めたら遠くに行ってみよう 

今回私は、「読書をする時間を作る!」と決めて旅に出ました。

私は東京以外に住んでいるので、自分のすると決めたことのための時間を作ることを目的に「遠くに出た」という感覚です。

現代を生きる私たちはどうしても、日常の中で「これをしたい!」と思っても中々時間を割くのは難しいですよね。

優先順位としては、今回のような「読書をする時間を作る」はまだまだ下に来てしまう人も多いのではないでしょうか。

そして今回のような旅に出るとなるとお金もかかります。
だから、そこまでして“本を読む時間を作りに行く“というのは、、、という意見もあるでしょう。

しかし、私は今回の経験から何か「これをする!」と決めたらまず自分の置かれている環境から遠くの場所に一時的にでも身を置くのがいいと思いました。

物理的に遠くに身を置いて強制的に「時間」を作るのです!

お金に関しても、「この時間をお金を払って買うくらい、それくらい自分はこの時間を作りたくて、そして実現したんだ!」というマインドを持てば、いいお金の使い方だと思うことができるのではないでしょうか。

時間がなく、ストレスが溜まり、よくわからないものにお金を使うよりよっぽどいいと私は思います。

そして今回の旅の満足度によって、この時間の必要性、優先度がわかってくるので「時間を整理する」ということにも繋がります。

ちなみに私はこの旅はとても満足度が高かったのでやはり私には人生において「読書の時間」は必要で、優先度もかなり高いものだということが改めてわかりました。

今回の「時間」のポイントは以下の通りです。

です!

最後まで読んでくださりありがとうございました!
皆さまもぜひ素敵な読書ライフを♪

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