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評価において大切なこと(その1)
今回から、企業や組織内における評価(人事考課)について書いてまいります。
初回は、評価の目的について考えます。
みなさんは、評価(人事考課)は何のために行うものと考えているでしょうか?
普通は、以下のような答えが返ってきます。
*給料を決めるため
*昇進や昇格を決めるため
*ボーナスを決めるため
これらは全て、間違いではありません。
しかし、大切なことを見落としていませんか?
そもそも私たちが仕事をするのは、仕事を通じて成果を上げることです。
そして、より大切なのは、成果を「上げ続ける」ことです。
そのために、今までのやり方を確認し、正しいことは続ける、間違ったことは正す、能力が足りなければ補う、といったことが必要になります。そのためのツールが評価(人事考課)なのです。
言い換えれば、「人材育成」です。
どれだけの能力(知識・技術・態様)を持っているのか、それをどれだけ業務で発揮できているのかといったことをチェックして本人にフィードバックする。そして、さらなる能力の獲得や、能力の発揮方法について話し合って次につなげていく。
これが評価の目的です。
給料やボーナスは、その結果として決まるものです。
給料やボーナスのことを先に考えると、評価者は「正しく評価しなければならない」というほうに意識が向きがちです。ですが、人材育成のことを先に考え、評価者は「どうやって本人の成長を促すか」というほうに意識を向けるべきです。
評価制度を作る人(経営者や人事部)も、評価を実際に行う人(管理職やリーダー)も、このことを共通認識とすることを弊社では推奨しています。
評価において大切なこと、
その1は「評価の目的は人材育成」です。
いかがでしたでしょうか?
次回は「評価の大原則」について書いてみたいと思います。
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
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