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セルフ・メンタルコーチング(その9) 継続の秘訣:ご褒美を用意する

行動を継続することは、ある意味でストイックなことです。なので、どうしても「頑張る」という気持ちが出てしまい、楽しさや新鮮さが褪せていってしまいます。
そこで大切なのが、「ご褒美」を用意することです。

ある程度継続して、10日続いたら好きなものと買うとか、1ヶ月続いたら御馳走を食べるとか、そのような「ご褒美」を設定しておきます。

ランニングの場合は、マラソン大会に出ることが目標兼ご褒美になります。
市民マラソンに出場したことがある人はお分かりだと思いますが、マラソン大会は参加すること自体が楽しく、記念品やメダルをもらうことができ、目標記録達成の喜びを手にすることができるので、継続のためのモチベーションになりやすいものです。

英語学習の場合は、たとえば「TOEICで750点をクリアしたら海外旅行に出かける」というようなご褒美の設定もいいと思います。具体的に行きたい国を特定しておくというのも効果的です。

ダイエットだったら、歩行距離や運動時間などの放出カロリーでの目標や、体重や腹囲などの結果数値の目標を指標にするとよいと思います。

ご褒美のハードルは、あまり高く設定しない方がよいでしょう。適度な困難さを伴うけれども達成が可能だと思えるレベルに設定することがポイントです。人は課題が難しすぎても簡単すぎてもやる気を起こしにくいものです。自分にとってちょうどよいレベルの目標を設定することが大切です。

また、ご褒美はずっと機能するというものでもありません。
習慣化の初めの段階に活用し、ある程度継続できるようになったら、継続できていること自体に喜びを感じるように(それ自体がご褒美)なることが理想です。

皆さんも、小さな「ご褒美」を用意して、新しい習慣づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか?
次回は「ハードルを下げる」ということについて書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/


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