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修学旅行をサボった日にみた2つの映画
映画の思い出と考えたときに、真っ先に思い出したのは、
【高校1年の冬、修学旅行をサボった日に見た映画】のこと。
仮病でさぼったものの、修学旅行期間は登校しないといけないみたいで、
様々な理由で休んだ同級生たちと
一つの教室で映画鑑賞をすることに。
見た映画は、『ローマの休日』と『英国王のスピーチ』。
2つともあまりに良くて。特に『ローマの休日』なんかは、
始めて見るモノクロ映画で、新鮮でドキドキが止まらなくて、
余韻が凄かった記憶がある。
修学旅行をサボったこと、高校1年の小さな自分にとって
うしろめたさがあったし、自分にひどくガッカリした日であったから、
心がときめくような最高の思い出で上書きができて救われた思いだった。
このおかげで「修学旅行、行けばよかった」なんて、
後悔にならなかったことが一番の感謝かもしれない。
それから、私と映画の関係性は続き、
帰宅部の私の部活動かと思うぐらいに、学校帰りにTSUTAYAに通い、
パッケージに囲まれてうっとりと何時間も過ごした。
本好きであれば「本を買う」行為そのものに読む行為とはべつの
幸福感を感じると思うが、
「映画館に行く」という行為そのものにも心躍る日々を過ごした。
思い返してみれば、多くの葛藤があった高校時代に
唯一自分とコミュニケーションをとる手段だったように思う。
【映画にまつわる思い出】というテーマを見た時に、
今の自分に映画を見る行為が必要なのかもしれないと感じ
noteに綴ってみた。
社会人になって、楽しいこともあるがあの頃とは別の苦しさがある。
忙しさもあったりで、暫く映画に触れてなかったなぁと。
有給休暇も余ってることだし、明日は仕事だけど、またあの頃みたいにサボって、何か映画を見ようかなぁ。