小学二年生の短歌 #15 涅槃
夫の趣味は読書。いつ見てもゴロゴロしながら本を読んでるので、なんだかイラッとして「涅槃像か!」と突っ込んでしまいました。すると娘に
「え?ねはんぞうって何?」
と聞かれ、
「寝てるお釈迦様だよ」
と答えたそんな会話から生まれた短歌です。
ねはんぞう わたしのパパに にてるんだ
いつもゴロゴロ 休けいしてる
ここで終わるつもりだったのですが、、娘に
「ねはんってどういうこと?」
と聞かれ、あれ?なんだったっけ?と説明できず、夫に聞いてみました。
「仏教で言う天国のことかな。でもキリスト教でいう天国とは違う。いや、天国というわけでもない、悟りを開いた人だけが行ける場所だな」
へー!そうなんだー。娘は初めてのワードに引っかかります。
「さとりってなに?」
難しいよね。
「分別をなくすこと。無我の境地ということ。悟りを開ける人などほとんどいない。ブッダの弟子でも開けた人はほとんどいない」
すでに娘はこの話から離脱してしまいましたが、わたしはもう少し聞いてみたいと思いました。夫は勝手に続けていました。
「この世は苦行の連続で、仏教では輪廻転生の考え方だから、死んでもまたこの世に生まれ変わる。つまりまた苦行の連続が始まる。この負のループから逃れられない。唯一、悟りを開いた人のみ涅槃に行ける」
な、なるほど、、そうだったか、、私、たぶん仏教徒だけど、、ちゃんと理解してなかった。。夫はまだ勉強中だから間違ってるところもあるかもしれないと。
そして、飲茶さんの書いた「史上最強の哲学入門 東洋の鉄人たち」を勧められました。
今日は、夫宛にニーチェと書かれた本が届きました。わたしは、高校の授業でアルケーが水だとか火だとか言い出したところで頭がかたまったタイプです。
夫はインプットばかりでアウトプットがほとんどありません。しかし、子供にこの哲学の知識は還元したいと言っていました。お金にならない知識が必要だとよく言っています。
小学校低学年でもわかる雑学おじさんの哲学講座
わたしもそこに参加したいと思います。
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