指の中で最も優れた指を決めてみた
どうも、ふくだです。前回は曜日を勝手に評価し一週間大賞を決めたのですが、今回は勝手に「指」を評価し、指大賞を決めます。(以下は一週間大賞の記事です)
僕らは、毎日毎日、指にはめちゃめちゃお世話になっています。彼らは無意識に動き続け、僕らに有意義な時間をもたらしてくれているのです。なのに、評価されない。感謝されない。
だから、今回は「〜指リスペクト!ユビペクト〜」というサブタイトルをつけたいと思います。
「親指、人差し指、中指、薬指、小指」の五本にわけ、それぞれを評価して栄えある「指大賞」を決定します。
なんのために決定するのか?
そんな問いは愚問です。
そこに指があるから、評価するのです。
大事なことなので二回言います。
そこに指があるから、評価するのです。
それでは、栄えある指大賞に輝く指はどの指なのか、緊張と注目の中、はじまります。
親指
親指(おやゆび)は、掌を地面に向けたときに一番内側に位置する指。拇指(ぼし)、母指、お父さん指ともいう。
一般的に指の中で一番太い。間接が二個からなり、逆方向を向いている唯一の指である。親指があるから僕らは何かを握ることができるのである。
敬意を表して、親指殿と呼ぼう。
西洋文化では親指殿以外の指を握り、親指殿を上へ向けて伸ばす動作は良い状態、あるいは肯定を表す(ガッツポーズ)。
一方、そのまま親指殿を下へ向けると、否定、もしくは「死ね」を表す。また、霊柩車が通った時には「親が亡くならない様に」という意味をこめて親指殿を隠す風習がある。
親指殿は、父親、自己、表にあらわれる人格、支配力、脳の働き、能力、意志、バイタリティー、愛情の象徴とされている。
以上より、親指殿は指達をコントロールする、とっても温かい現代の父親的存在であることがわかる。しかし、難点としてはその異質なルックスである。
バロック以前のハープシコード奏者は「親指殿は悪魔の指だ」と忌み嫌ったという歴史もある。死を連想させてしまうということもマイナスポイントになる。しかし、プラスポイントが大きいため、親指殿の評価はまあまあとなった。
そんな親指殿は、まるでみんなから非難されながらも、自分らしさを貫き、そしていつもみんなのことを思い続けて戦ってきた「本田圭佑」選手のようだ。
おすすめ度:★★★★(4pt)
人差し指
人差し指(ひとさしゆび)は、上肢の五指の内側から2番目にある指。食指やお母さん指とも呼ぶ。人を指差す際用いることに由来している。
とてもスマートで、使い勝手もいいなくてはならない指である。人差し指があるから、鼻もほじれる・・じゃなくて、細かいことができるのである。
親しみを込めて、人差し指君と呼ぼう。
他人に向けて人差し指君で指をさすことは失礼にあたる場合が多い。それは、指をさすと相手を威嚇し叱っている様な気分にさせて しまったり、相手に不幸を招くといわれているからだ。
人差し指君は、他人、母親、向上心、自尊心、支配力、野心、指導力、誇り、自信の象徴とされている。
以上より、人差し指君は「自分らしさ」を追求する、ちょっとわがままな存在であることがわかる。
人差し指君の評価であるが、とにかく使い勝手がよくルックスもいいのだが、自信過剰な点がマイナスとなり最高評価には届かない評価となった。
しかし、かなりの高評価である。
そんな人差し指君は、セルフィッシュなのに結果を残し、どこまでも人を魅了してしまう、スラムダンクのイケメン貴公子「流川楓」のようだ。うーん、うらやましい。
おすすめ度:★★★★☆(4.5pt)
中指
中指(なかゆび)は、上肢の五指の内側から3番目にある指。高高指やお兄さん指とも呼ぶ。五指の中間にあることから、そう称される。
一般的には一番長くて、指輪がさらりと馴染む指だ。中指があるから、五本の指の見た目がこんなにもバランスよく見えるのである。今は解散してしまった某SMAPで言えば、ちょうど木村さんあたりのポジションであろう。
そんな若者っぽい中指は、中指ぃ!って呼び捨てにするのが妥当だろう。
手の甲を相手に向けて中指ぃ!だけを立てるジェスチャーは、欧米社会で相手を侮辱する"Fuck You" を意味し、日本ではファックサインと呼ばれるのはちょっとやり過ぎだ。
中指ぃ!は、自己、注意力、警戒心、慎重、思慮分別、反省の象徴とされている。
以上より、中指ぃ!は社交的な、ナルシストな指であることがわかる。指界のファッションリーダーであるのは高評価だが、如何せんあとが続かない。
そんなわけで、中指ぃ!は中途半端な評価になった。
そんな中指ぃ!は、他人の目線なんてどこ吹く風、部屋は前面鏡張り、ライブになれば別人のような動きをし、TVでは意外とおちゃめな面も見せる「Gackt」のようだ。
おすすめ度:★★★(3pt)
薬指
薬指(くすりゆび)は、上肢の五指の内側から4番目にある指。紅差し指や無名指、お姉さん指とも呼ぶ。
昔、薬を溶かす際や塗る際にこの指を使ったことに由来している。婚約指輪、結婚指輪をつけるのもこの指。
薬指たんって呼ぶしかないだろう。
薬指たんは、家族、美的センス、愛情、社交性、明朗、財産、勝負事の象徴と言われている。他はなんとなく想像通りなのだが、勝負事、は意外であるが、ここが薬指たんの本質をさりげなく示している箇所だろう。
以上より、薬指たんは思慮深い感じがするが、一方ではちょっと妖艶で危なっかしい雰囲気を持つ
とても女性的な指であることがわかる。薬指たんに関しては、あまりマイナスイメージがなく、これといって目立つこともないのでまあまあいい評価に落ち着いた。
そんな薬指たんは、綺麗な姿を見せたと思ったら次の瞬間には怒りだし、そしてまた次の瞬間には
鮮やかな表情をみせてくれる「女心と秋の空」という言葉そのものだ。
おすすめ度:★★★☆(3.5pt)
小指
小指(こゆび)は、上肢の五指の内側から5番目にある指。季指や赤ちゃん指とも呼ぶ。最も小さい指であることに由来している。
実は小指は指のバランスをとっているとても重要な指だ。小指がなければ平衡感覚はなくなり、握力もなくなってしまうという。名前とは正反対の、縁の下の力持ちなのだ。
そんな渋い小指だから、小指先輩と呼ぼう。
日本では小指先輩は「女」を意味する。「コレ」と言いつつ小指先輩を立てると、(女性の)「恋人」「愛人」などの意味になる。一方、欧米の一部では、男性に向かって小指先輩を立てるサインが重大な侮辱と取られる場合があるので、注意が必要だ。
小指先輩は、子供、子孫、自分でも気付いていない性格、商才、ウィット、裏面の性格、表現能力の象徴とされている。
やはり縁の下の力持ち的意味合い的な象徴とされていることがわかる。そして、本質的な自分を表すことも注目だ。
以上より、小指先輩はかわいい表向きなルックスとは裏腹に、自我を保ち示す上でならない重要な存在であることがわかる。小指先輩の評価はかなり高い。弱点といえばチビなことくらいで、かわいらしいし力強いし・・・
文句なしの最高評価である。
そんな小指先輩はまるで、見た目はおとなしくて目立たないのにみんなを引き立て心地よい一体感作り出してくれている、無くてはならない存在である「バンドのベーシスト」のようだ。
おすすめ度:★★★★★(5pt)
栄えある「指大賞」に選ばれたのは、な、なんと・・・
【小指先輩】でした!おめでとうございます!
いやー、びっくりしました、まさか小指先輩が大賞なんて!やっぱ、努力をしてれば報われる日は来るんですね。
小指先輩の感想も届いています。
小指先輩「いや~、まさか自分が選ばれるとは思ってなかったです。
僕はちっぽけな存在に思われてるんだろうなぁ、どうせビリだろうなぁ、って思ってたんです。
でも、こうやって評価してもらえて、小指やってて良かったと思いました。
「薬指に転職しようかな」なんて同僚に相談したこともありました。
ここだけの話、薬指のほうが給料いいんですよ。仕事は楽な割にね。"薬指たん"って呼ばれたかったしね。
でも、これからは胸張って『俺は小指なんだぜ!』って言えます。
本当にありがとうございました。」
本当に感動的な一夜でした。
ところでこれ、誰の小指の言葉?という突っ込みはナンセンス。これは、あなた自身の小指先輩の言葉なんですよ。耳に小指をあてて、耳をすましてごらんなさい。
ほら・・・小指先輩の声が・・・聞こえないよね・・
というわけで、次回の評価シリーズもお楽しみに!!
それでは、んちゃ。