ハイドアを選んだ時のコストと部屋を広く感じさせる効果とは？
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです！
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
間取りの打ち合わせをしていると、時々、「ハイドアにすることは出来ますか？」とご質問をいただくことがあります。皆さんは「ハイドア」という言葉、聞かれたことはありますでしょうか？
「ハイドア」とは、その言葉の通り、通常より背の高い扉のことを指します。室内に設置される、ドアや引き戸の高さは、一般的には2m前後であることが多いのに比べて、ハイドアは、2.2m～2.4mくらいの高さの扉を設置することが多いです。
ハイドアを選んだ時のコストと部屋を広く感じさせる効果とは？
住宅会社や工務店の中には、標準仕様が決まっていて、その中からでなければ選べない（選べないように思わせている）会社もありますし、お施主さまの希望は出来るだけ叶えていくという姿勢で、打ち合わせを進めていく会社もあります。
家の中がスッキリ見える、あるいは面積以上に広く感じさせる工夫をしたいという要望は、近年、ますます高まっています。その理由の一つに、土地価格と住宅価格の高騰があります。価格の高騰となぜ関係があるのかと疑問に思われた方もいらっしゃるかも知れません。
そこで今回は、ハイドアを選びたいという方が増えている要因と、変更する時のコスト、実際にハイドアを選ぶと室内はどのように感じるのかというお話しをしていきたいと思います。
家づくりの総額を抑えたい
実は、土地探しからの家づくりとなると、家づくりの総額がどうしても希望予算から、膨らんでしまうという方が多く、土地の立地が譲れないなら、建物の規模をコンパクトにして、総額を抑えたいという方が多いのです。しかし最近では、住宅の高性能化が進み、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を望まれる方が多い一方で、建築材料の高騰により、住宅価格も高騰しているという現状があります。
また、建物の規模を抑えるということは、動線を工夫して廊下部分を少なくして面積を抑えるだけでなく、LDKや各居室に至っても、少しずつコンパクトにしつつ間取りを検討していくことになります。
例えば計画当初は、LDKは広く取りたい、せめて20畳以上は必要だと考えていたとしても、全体をコンパクトにしていく中で、18畳や16畳などに変更していく必要があるかも知れません。
でもそれでは、広く取りたいと考えていたLDKが、相反して狭くなるので困るということになってしまいます。そこで同じ面積でも広く感じられる工夫が必要になるのです。
思いのほか差額の少ないハイドア
基本仕様が決まっている住宅会社や工務店では、標準外の商品を採用することで高くついてしまうのではないかと心配される方も多いです。しかし実は、内装ドア（引き戸）の場合、標準仕様の扉をハイドアに変更するだけなら、大きな差額は発生しない場合が多いです。
ちなみにフィックスホームでは、標準仕様の高さ2mのドアから、2.3m前後のハイドアに変更するための差額は、10,000円～15,000円程度で変更することができます。リビング階段を採用している間取りで、階段をストリップ（スケルトン）階段やひな壇型の階段に変更して、空間を広く感じさせる工夫もありますが、コストだけを見れば、非常にコスパの良い工夫の一つになります。
空間を広く見せる工夫
部屋を広く感じるように作る工夫は、無駄なラインを減らしつつ、高さを揃えるということが大切です。今回ご紹介しているハイドアを採用する場合には、窓の高さや内装ドアの高さを揃えるために、あえて天井の高さを通常より低くすることで、窓や扉が床から天井までピッタリと納まるようにすることで、空間は見違えるように広く感じます。
それに加えて、先ほどもお伝えをした、リビング階段をストリップ（スケルトン）階段や、ひな壇型階段にして抜け感を作ったり、勾配天井や高天井、吹き抜けなどを設けて、同じ面積でも広く感じさせる工夫を組み合わせていくと、さらに効果が高まります。
最後に
今回は、ハイドアを選びたいという方が増えている要因と、実際にハイドアを選ぶと室内はどのように感じるのか、ハイドアを選ぶことでコストはどのくらい掛かるのかというお話しをお伝えしました。
建物規模をコンパクトにしても、広く感じることの出来る工夫はできるものです。ぜひ皆さんの間取りづくりの参考にしていただければ幸いです。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また～＾＾/
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