実家の敷地内に新築を計画する時に注意しておくこと
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
先日の見学会にご来場されたお客さまから、「実家の敷地内に新築を検討しているけれど、何か気を付けておくことはありますか?」というご質問をいただきました。
実は実家の敷地内に新築をする時には、土地購入をする必要がないので費用的な負担毛少なくて済むというメリットや、不動産売買に関する心配はいらないというメリットがあります。しかし逆に、住宅を建てる上で、確認しておかなければならないことはたくさんありますが、今回はそのうちの2つをご紹介しておきます。
実家の敷地内に新築を計画する時に注意しておくこと
そこで今回は、実家の敷地内に新築を考えた時に、確認しておきたいことについて、いくつかご紹介をしておきます。
ちなみに実家の敷地状況によっては、今回ご紹介する内容の他にも、さまざまなことが考えられますので、ある意味、ケースバーケースでのご対応が必要なこともあります。
敷地の有効面積
実家の敷地と言っても、さまざまなケースが考えられます。数十年前に分譲された分譲地内で広い土地を購入されていたり、ご先祖さまから受け継いだ旧家の敷地内に新築を検討するケースもあります。
特に注意をしなければいけないのは、旧家の敷地内に新築をするケースです。なぜなら実家の敷地と隣家の敷地との境界が、曖昧なケースが非常に多いからです。
例えば、実家と隣家の間には溝があるけれど、その溝は実家の敷地内なのか、それとも隣家の敷地内なのかや、庭先の畑同士が隣り合っていて、境界ラインがハッキリしないなどはよくあることです。
また敷地自体が古くから存在するために、地積測量図(土地の面積を測量した結果を法務局に登録した書)が存在せず、全体の面積が分からない(登記簿上の面積と実測面積が違う)ということも普通にあります。
実家の敷地内に建築住宅を建築する際には、隣家との境界確定まではしなかったとしても、少なくとも敷地全体の有効面積は測量士さんなどにお願いをして測ってみる必要があるかも知れません。
現況の上水道設備が使用可能か
実家は、普段からご両親さまなどが生活をされているはずですから、問題なく上下水道を使用されていることと思います。しかし同一の敷地内に、新しい家を建てるということは、完成引っ越し後には、これまで以上に上下水道を使用することになります。
例えば上水道は、水道管の直径によって、水量が変わります。昔は家で水が使用できる場所(蛇口)も少なかったかも知れませんが、今ではその数も増えている関係で、水道管の直径が細い(一般的には13㎜)と、口径変更工事をしなければ、実家側も新築側も、水量が少なくシャワーの勢いが弱くて困るという可能性もあります。
また下水に関しては、下水マスの深さによっては、実家で使用している下水マスの交換工事も検討をしなくてはならない場合があります。このあたりのことを明らかにするためには、敷地調査を行わなければ分からない内容になります。
最後に
ご実家の敷地を使わせてもらえるというのは、本当にありがたいことです。今や滋賀の南部エリアの売り土地価格は非常に高額になっており、なかなか思うような場所が購入できないと悩まれている方も多いです。
そのような時代に、100%の満足ではなかったとしても、ご両親さまから土地を使っても良いと言ってもらえることには本当に感謝すべきだと思います。もしご実家の敷地内で新築を検討される場合に、ご心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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