洗面台の設置場所はどこにする?|時代を反映した間取り
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
今回お伝えするテーマの「洗面台ってどこに設置するべきなの?」という疑問は、ご家族ごとに、かなり意見の分かれるところです。そもそも洗面室と脱衣室を分けるのか、それとも分けずに1室なのかによっても、必要な面積が変わってきます。
洗面台の設置場所はどこにする?|時代を反映した間取り
毎月のように見学会を開催させていただくと、初めてご来場いただくお客さまも含め、多くの方からご意見をおききすることができます。住宅のプロという立場でありながら、なぜお客さまがそのように思うのかを詳しくお聞きすると「なるほど。そういう考え方もあるのか。。。」と、いつも勉強になります。
そこで今回は、これまで大勢のお客さまから家づくりのご相談をお受けしてきた中で、特に最近、迷われる方が多い「洗面台ってどこに設置するべきなの?」という疑問について、あらためて考えたいと思います。
洗面脱衣室の使い方
昔と現在では、そもそも洗面脱衣室の使い方が変化してきていますよね。昔は、いわゆる洗面化粧台と洗濯機が設置さえ出来れば、他にはあまり求められていませんでした。ですから面積としては、2畳分の最小限のスペースですし、洗面化粧台もその中に設置するというのが、最もオーソドックスなパターンでした。
しかし現在はどうでしょう。洗面脱衣室で洗濯物を干したいとか、ファミリークローゼットを併設したいなど、洗面脱衣室周辺に求められることが増えてきています。さらには、洗面室と脱衣室を分けたいとか、来客時にも気軽に使え、尚且つプライベートな空間は見えないようなレイアウトにしたいなど、ご要望はさまざまです。
商品としての洗面化粧台
日本では長い間、「洗面化粧台」と言えば、住宅設備メーカーが製造する、ミラーと本体という2点式の商品が主流でした。簡単に言えば、顔を洗ったり歯を磨くなど、コンパクトなスペースで身支度が出来ればOKという感じです。完全なプライベートスペースというイメージです。
しかし近年、特に昨年あたりから、帰宅後すぐに手を洗う、うがいをするということが習慣化され、尚且つ、来客時にも使ってもらうという事までを考えると、一般的な洗面化粧台では物足りない、オシャレ感がないといった不満が出てきました。
そこで多くなってきたのが造作洗面台です。木製やメラミンなどのカウンターに、ボウルや水栓などを選び、正面にはキューブタイルを貼るなど、実用的な洗面化粧台から、魅せる造作洗面台に変化してきています。
洗面台の設置場所
以上のような変化により、従来は洗面脱衣室内に設置されていることが当たり前だった洗面台が、脱衣室とは別の洗面室や、廊下部分に設置され、いつでも来客を案内できるような間取りが好まれるようになりました。
もちろん間取りや予算に余裕のある場合は、洗面室に設置された洗面台とは別に、手洗いやうがいを簡単にできる狭小洗面を設置される方もいらっしゃいますが、同じ1階に洗面スペースを2箇所も取るというのは、スペース的にも予算的にも、もったいないと感じる方も多いのが現実です。
そこで、洗面台は廊下部分に設置し、そして従来の洗面脱衣室は、脱衣と洗濯機を設置した上で、収納と部屋干しスペースとして活用するという方が増えています。
最後に
今や洗面化粧台は、プライベートスペースに設置するという考え方が古くなり、パブリックスペースに設置するものという考え方が主流になりつつあります。もちろん個々の間取りは、お住まいされるご家族の考え方によって違うものですから、必ずしもそうとは限りませんが、住宅業界の最前線に身を置く者として、時代の変化を強く感じる部分になっています。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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