新築現場で使用される、寸、尺、間、坪の単位を解説
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住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
建築用語の中には、普段の生活では聞きなれない言葉や単位が出てきます。僕らも実務の中では、大工さんをはじめとする職人さんたち、また現場監督との打ち合わせなどの中で、普通に使っていますが、お客さまとのお打ち合わせのでは適切でないことも多いため、出来るだけ使わないように配慮しているつもりです。
新築現場で使用される、寸、尺、間、坪の単位を解説
特に長さの伝え方では、建築は基本的に全て「mm」で言うことが多いですが、一般的には「cm」で言うことの方が多いですよね。たとえば、キッチンの長さは「2550mm(=255cm)」、高さは「850mm(=85cm)」といった具合です。そこで今回は、建築の打ち合わせの中で、よく出てくる長さの単位について、整理をしておきたいと思います。
尺(しゃく)と寸(すん)
長さを表す単位として、年配の職人さんを中心に、よく使われるのが「尺(しゃく)」です。「1尺」をcmで表すと、「30.3cm」になります。つまり1尺は、約30cmと覚えておけば分かりやすいと思います。mmで表すなら、303mmとなります。
さらに尺の下の単位として、よく登場するのが「寸(すん)」です。1寸をcmで表すなら、3.03cmとなりますので、あまり使いませんが、10寸=1尺となります。
間(けん)
次によく出てくるのが「間(けん)」です。「1間」をcmで表すと、「181.8cm」となり、mmなら「1818mm」になります。半間(はんげん)と言えば、「909mm」のことを言います。
最近の関東間(かんとうま)や江戸間(えどま)のモジュール(基本寸法)で建てられている家は、柱と柱の間隔を「910mm」に設定している会社が多いと思います(フィックスホームもそうです)が、これは半間=909mmを元に分かりやすく910mmにされていて、その場合の1間は、「1820mm」ということになります。
坪(つぼ)
これも家の打ち合わせをしていると、頻繁にでてくる広さ(面積)の単位です。先ほどの1間(1818mm)を元にお伝えすると、1間×1間=1坪となります。
ただし、これはあくまで関東間や江戸間の場合で、関西間(かんさいま)や京間(きょうま)と呼ばれるモジュールの場合は「985mm」で作られているため、1間=1970mmとなります。また中にはメーターモジュール(1間=2m)を基本寸法としてで建てられている家もありますので、同じ1坪と言っても、少しずつ広さが違うということが起こります。
最後に
今回は、建築計画の中で、特によく登場する長さや面積を表す単位について解説をしてきました。あえて尺や坪を使う必要はありませんが、不動産屋さんや住宅会社、工務店さんなどと打ち合わせをする際、頻繁に出てくる単位ですので、何となくで構いませんので、覚えておくと便利だと思います。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
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