1月22日(日):「金柑」の甘酸っぱさと「待つこと」
本日は週末なので肩の力を抜いた独り言のような話を少しばかり。
我が家の玄関脇には金柑の木が植わっているのですが、今年はそこに実る金柑の実が良い具合です。
これまでもたくさんの実をつけていましたが、以前は「苦み」と「酸味」が強過ぎて、とてもそのまま食べるような感じではありませんでした。
ただ今年はどういう訳か、苦みというものが見事に抜けていて「甘み」と「ほどよい酸味」のバランスです。
だから黄色く色づいてきたものを摘み取っては、軽く水で洗ってそのまま食べています。
金柑のために特段に何か手を掛けたということもなく、一年を通じて放ったままなので、なんで急に美味しくなったのかは疑問のままです。
唯一、違う点を挙げるとすれば何年か前の夏に木の根元あたりに雑草が生えにくいように雑草予防のシートを敷いたぐらいです。
もしかしたら余計な雑草が生えなくなったことで木に十分な栄養がいくようになったのか、この数年で木の根が地中で深く伸びてこれまでよりも栄養を吸い上げられるようになったのか、そのあたりは定かではありません。
金柑の木を植えてから10年ほどになりますが、今までで一番の実り具合と望外の美味しさに個人的には大満足です。
そんな甘酸っぱい金柑を食べながらふと感じたのは「気長に待つこと」ですね。
私の場合、仕事では会社の社長という立場なので人の育成は常に頭の中にある関心事ですが、ともするとついつい成長を急いでしまいがちです。
でも我が家の金柑が苦みや雑味が消えて急に甘くなったように、人もまた個々にどこかのタイミングで花開く場がくるのだと思います。
成長のための土壌は整えつつ、それとあわせて気長に待つ心のゆとりも忘れずにいたいものだと金柑を食べながら感じた今日この頃です。
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