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【88】長崎旅行記:わたしの一番好きな夜景⭐️
今週のテーマ投稿は、大学生のときに行った長崎旅行記について書かせていただこうかと思います。
大分記憶が薄れてきてはいますが、今でもわたしが忘れられない景色を見せてくれた長崎の夜。
そのときの景色と感動の瞬間は、いつでも思い出せるくらい、わたしの脳裏に焼きついて離れません。
そんな長崎旅行記を、当時の写真を見ながら振り返っていこうと思います(何しろ8年前くらいなので・・・)。
今回は夜景に焦点を絞りたいと思いますので、1泊2日旅の全容は軽く触れるくらいでお送りします。
それではスタートです!(ちなみに長崎県はわたしが住みたい街ランキングNo.3です)
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初めて長崎に行くことになった。
わたしが住んでいる愛知から遠く離れた長崎県は、普段から興味の対象となることは薄く、ああ、あのハウステンボスがあるところか、くらいの印象だった。
他には中学校で勉強したキリシタンの街であったり、出島など、歴史を背景にした建造物がいくつかあるんだろうな、という予備知識しかなかった。
そんなわたしとの接点が薄い長崎県であったが、大学3年生の夏、突如として接点が生まれることとなった。テストが終わって浮かれていたところに、「長崎に行かない?」と友人がわたしを誘ってきた。
長崎。わたしの脳内に一番初めに浮かんだのは、飛行機に乗って行くことであった。
流石にくどいので詳細は省くが、わたしは飛行機が嫌いだ。
「え、嫌だ」
一回は拒否させていただいた。
それでも、友人の強い勧めにより、わたしは長崎に行くことになってしまった(この頃は本当に押しに弱かった。今はもう少しマシな気がする)。
セントレアから飛行機に乗り込み、1時間30分ほどだったであろうか。
気流が少し乱れていて、巡航中の7割くらいはシートベルト着用サインがついていたような気がする。
国内線は、目の前の座席にモニターがないので、暇を潰す方法が全然ない。仕方がなく、飛行機備え付けのヘッドホンで音楽を聴きながら、外の景色をみることでなんとか気を紛らわせていた。
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地獄のようなフライトを終えて、昼前には長崎県に到着。無事にレンタカーを借りて最初に向かった場所は「長崎ハウステンボス」。長崎県の王道とも言える場所である。
この頃はカラフルな傘がたくさん吊るされているスポットが話題になっていたため、例に漏れず、わたしたちご一行もその場所で写真を撮った。
![](https://assets.st-note.com/img/1723279166534-Ns5wIXVlEA.jpg?width=1200)
こういう写真スポットはあまりなかったため、わたしもルンルン気分でたくさん写真を撮った。
傘にこんな使い方があるんだなあって脱帽したものだ。
でも、その驚きとは裏腹に、仮に雨が降っても、このエリアの下はある程度濡れずにすみそうだなあ、とかどうでも良いことを考えていた。
いつにも増して、感想がしょうもない。
そんなことを思いながら、傘宙吊りスポットを後にした。
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ハウステンボスを訪れる前からインターネットで見どころを色々調べていて、もしやわたしとの親和性が高い観光地なのではないか?と薄々感じてはいた。
実際に訪れてみると、その感性は正しかったみたいで、ヨーロッパの街並みをモチーフにした園内は、どこをみてもわたしの気分をワクワクさせてくれた。
テーマパークはそこまで好きではないのだが、ハウステンボスはなんだか好きだと思えた場所でもある。
わたしは絶叫系のような乗り物に乗ることができないので、こういった世界観を大事にする、「見る」テーマパークは好きなのかもしれない。
丸一日、ハウステンボスを優雅に堪能できて、わたしの気分は既に最高潮。たった一日で長崎のことが好きになった。
ちなみに、お昼ご飯にはしっかりと長崎ちゃんぽんを食べた。
わたしはその土地特有の食べ物は必ずチェックして食べることにしている。もちろんカステラもしっかり食べた。
![](https://assets.st-note.com/img/1723283416774-wnID7SeLMr.jpg?width=1200)
さすが本場の味。また食べたいな。
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時刻は夜、このころ話題になっていた、従業員が姿を現さないホテル、「変なホテル」でチェックインを済ませた。
長崎市街で夜ごはんを済ませ、レンタカーで稲佐山へ。
稲佐山は長崎の夜景が見れる観光スポットとして大人気だ。
展望台へ向かう途中、わたしはずっとワクワクしていた。なにを隠そう、わたしは夜景を見るのが好きだ。
愛知県近くの夜景が見える場所には数々行ったことがあるし、日本三大夜景と言われている、神戸、函館の夜景は既に見たことがある。
残るはラストとなる、この稲佐山からの夜景。
函館も神戸もさすが日本三大夜景と言われるほどの夜景だった。本当は順位をつけること自体お門違いであると思っているのだが、わたしはこの二つの中だったら、函館の夜景の方が好きだった。
中学生のころ、家族旅行で函館に行った際、函館山から見た夜景だ。
ロープウェイで頂上に着いた直後は霧がかかってしまい何も見えなかったのだが、しばらくすると霧が晴れて、目の前には函館市街の街明かりがとても綺麗に眺望できた。
幻想的なシチュエーションも相まって、わたしの心に残る夜景となったのだろう。
記憶が大部薄れているが、大きな砂時計のような形に縁取られた函館の夜景を今でも覚えている。とても綺麗だった。
さあ、残る一つはどんな夜景を見せてくれるのか。
レンタカーで展望台までぐんぐん登って行く。思ったよりも山道が続いていて、道がくねくねしている。わたしはくねくね道も好きだ。なんか冒険している感がある。
道中、木々の間から夜景がチラリと見えたような気がしたのだが、多分気のせいだ。
少し車を走らせると大きな施設についた。このかなり大きな施設に展望台は併設されていた。
車を降りて、昂る気持ちをおさえつつ、わたしは展望台へ足を運んだ。
展望台へつながる、施設の自動ドアの前に立ったとき、
どんな景色なのかな。
そんな思いを込めながら、自動ドアがひとりでに開いて、外の景色が視界に飛び込んできた。
外に出たせいで、一瞬視界が暗くなる。展望台の足元はライトで照らされているから足元はわかるので、展望台の端まで歩いて行く。
展望台の端、柵がある位置まで歩いて行くと、視界が完全にひらけて、目の前には景色だけが映る。
すぐに言葉は出なかった。
長崎を創っている街の明かりが見える。その明かりの数が半端じゃないのはもちろんのことだが、圧巻だったのは、まるでパノラマビューのごとく、ぐるりと周囲を取り囲む視界のほとんどが夜景である。
何より、
「近い・・・。」
夜景を見て、最初に出た言葉はこれだった。
展望台から街の明かりまでの距離が、圧倒的に近い。函館で見た夜景よりも、神戸で見た夜景よりも、街明かりまでの距離がすごく近い。
見渡す限りの街明かりがとても間近に感じられた。光っている一つ一つの建物の様子がはっきりとわかるくらいには。
それに、光り輝いている地域がぎゅっと固まっていて、遥か遠くは真っ暗闇。
だから、間近に見えるこの光輝く景色が際立つのだ。
一般的な夜景は遠くで光っている景色を眺めているような感覚。
でも、稲佐山の景色は、自分の周囲そのものが光り輝いているような感覚だった。
なんて幻想的。まるで、絵画の中にいるみたい。わたしは「美しい」以外の語彙を失ったまま突っ立って固まっていた。
友人もその景色に圧倒されているようだった。
でも、すぐに身体が動き出す。固まっていた瞬間とは対照的に、子供のようにはしゃぎ出す。
驚きすぎて笑うことしかできなかった。友人と一緒にはしゃいで、長崎の夜景を見下ろす。
本当に美しい。
わたしの夜景ランキングNo.1が塗り替えられた瞬間だった。
確かに、夜景の規模だけでいえば、函館や神戸の方がすごい気がした。
だけど、夜景を間近に見られる稲佐山の夜景は、わたしにとって人生で一番美しい夜景になったのであった。
できればずっとこの場にいたかった。
でも、そんなことはできないので、写真を撮るだけ撮って、しぶしぶと夜景を後にした。
また絶対に来るね、と心に誓って。
![](https://assets.st-note.com/img/1723300060761-E4qQdQdsqh.jpg?width=1200)
やっぱり、写真では伝わりきらないね。
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二日目にはグラバー園と眼鏡橋を訪れた。
グラバー園は、洋と和が融合したような建物づくりで、まるでヨーロッパに来たような気分を感じることができた。
昨日のハウステンボスといい、過去にヨーロッパとの交流があった地域は、自然とその特色が街の風景に溶け込んでいる気がする。
どうやら、グラバー園は長崎にたどり着いた外国人の宿泊地にもなっているらしい。壁などの側面には洋風の建築様式が施され、屋根には日本特有の瓦屋根が使われている。
グラバー園をはじめ、長崎市全体におしゃれな雰囲気を感じたのも、和と洋の調和がとれているからだろう。
また、グラバー園からは稲佐山をバックに、長崎港を一望できた。昨日も見た景色とみている場所はさほど変わらないはずだが、昼と夜でその見え方は大きく異なった。
昨日は見えなかった建物の一つ一つを詳細に見ることができて、本当の意味で長崎の街を一望できた気がする。
やはり、わたしはこの街が好きだ。
その後、眼鏡橋に行って写真をたくさん撮った。初めて見る眼鏡橋はなんだか可愛らしくて、街中にこういった観光スポットがあるのも悪くないなあって思った。
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帰りにはお土産をたくさん買った。
食べ物は正義。荷物が重たい。
そう言えば、グラバー園近くを歩いているときに、ガレッジセールのお二人がロケをしていたな。
本当に近くだったので、チラ見させていただいた。
これも良い思い出だ。
いろんな思い出を振り返りながら、飛行機に乗り込み、愛知県へと帰る。
こうして、わたしの記憶には、また忘れられない思い出が生まれたのだった。
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以上、わたしがだいすきな長崎県でした!
当時を思い返しても、本当に魅力的な場所ばかりだなあと感じながらこの記事を書いていました。
やっぱりわたしは稲佐山の夜景が一番好きです。
もちろん、人によって好みがあるのは重々承知しております。
なので、もし共感してくださる方がいたら、稲佐山の魅力について語り合ってみたいと思うのです。
いつかのお楽しみですね。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
※次回95はテーマ投稿をスキップして、100をテーマ投稿とします。
雪白真冬