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半径5メートルを満たす あべなるみさんに聞く愛と幸せ

こんにちは。最強のファーストベビ服のユーザーインタビューを担当しているきょこです。今回は、TUMMY株式会社代表あべなるみさんを取材しました。食を起点に自分を大切に、半径5メートルからごきげんの輪を広げる「愛本主義」を掲げて活動するなるみさん。取材で「不幸せと思うシーンはもうないんです」と聞いてビックリ!自分のコップを愛で満たし、周りにも愛を広げるなるみさんに、愛の注ぎ方を聞いて、自分の人生を愛おしく生きる術を身につけましょう!



プロフィール

2014年    京都大学農学部卒業→株式会社博報堂でブランディングを学ぶ
2018年    株式会社SHEにてブランディング講師を担当
2019年1月 TUMMY株式会社を設立
2020年X月 1人目あいちゃん出産
2023年1月 2人目いとちゃん出産
2023年3月 合同会社純化を設立 

取材日2023/9/28


隣のとなり 共感し合う相手と愛ある商品のコラボ

▲最強のファーストベビ服とaiyueyoのコラボ商品※aiyueyo giftは、14の食を作り手のストーリーとともに掲載しているフードカタログギフト。TUMMY株式会社が手がける愛の循環を"shoku"から耕す「aiyueyo」が作っています。

ーーなるみさん、フードカタログギフト「aiyueyo gift」と最強のファーストベビ服のコラボセットは売り切れが出るほど、とっても好評です!ブランドの助産師としても活躍されるなるみさんは、きっと誰とでもコラボするわけではないんじゃないかと思うのですが、最強のファーストベビ服がご一緒させていただけた背景を教えていただけますか。

なるみさん:こちらこそ商品のコラボありがとうございました。コラボを決めた理由をお伝えすると…。ちょうど自分も第二子を妊娠中で、他の愛ある出産商品とコラボしてaiyueyoギフトも販売したいと考えていました。

もともと美緒さん(最強のファーストベビ服:株式会社uni代表)からのお声がけで最強のファーストベビ服を使わせていただきました。

実際に使ってみて機能的にも情緒的にも本当に素敵でした。機能面でいえば、1枚で完結するところがいいですよね。短肌着と長肌着。2枚着せるところを1枚でいいのは嬉しいです。

あと、生地がしっかりしているので、よだれがデレっと出た時もべっと袖でよだれを拭けるところも気に入っています(笑)。

洗濯のサイクルに合わせて1日1回は利用していたように思います。

情緒面でいえば、生地が本当にふわふわなので、優しく包んであげている気持ちになりました。子どもにとっても気持ちよさそうなので、「ラクをした」罪悪感もない。ウィンウィンな気持ちで使えました。

▲最強のファーストベビ服を着ているいとちゃん。

aiyueyoの商品を広める上で、薄いコミュニケーションはいらないと思っていたんです。広告を使ってただ広めるよりは、隣のとなりの価値観や想いが共感し合う人とコラボしてガーンっと広げたいと思っていました。

最強のファーストベビ服のビジョンも素敵でした。

▼コラボ商品


ーー女性向けキャリアスクールSHElikesのブランディングコースの講師もされているなるみさんですが、率直に最強のファーストベビ服はブランディングのプロからみてどうでしょうか?(ドキドキ…。)

なるみさん:えー!めちゃくちゃいいんじゃないですか?それこそ、このnoteも最高です!最強のファーストベビ服をセリングしていないところがいいです。

もっとセリングしたい思いもあると思うのですが、ぐーっととどめながら世界観を大事にしている。

記事も誰と両思いになりたいか明確ですよね。

最強のファーストベビ服は「あったらいいな」を形にした商品だと思うのですが、このnoteも同じで、「これ知りたかった」がまとまっている。

私よりもマーケティングがお上手なので、勉強したいぐらいです。


半径5メートルの愛

ーー自分のコップを満たし溢れでた愛で周りも幸せにする。そんな「愛本主義」を掲げるなるみさんですが、家族に対してどう愛をそそいでいるか、今日はなるみさんの半径5メートルへの愛の注ぎ方にも注目したいです。お子さんやパートナーさんに対しては、どのように愛を伝える意識をしていますか?

なるみさん、TUMMYが掲げる「愛本主義」

「自分を愛することを起点に、世界をごきげんにしちゃう」 自分をごきげんにできる人は、半径5メートルにいる周りの人にもごきげんをお裾分けできる人。自分を大切にすることを起点にごきげんの輪を広げていくあり方。

なるみさん:私には、現在3歳の娘と0歳の娘がいます。娘たちには毎朝「今日も会えて嬉しいよ」「今日も大好きだよ」と言葉で伝え、ぎゅーっと順番にハグをする日常ですね。毎朝そこから始まります。

夫に対しては、ハグをはしょる時もありますが、「ありがとう」をしっかり伝えるようには意識しています。

夫とは、普段から話はする方ですね。

元々同じ博報堂のブランディングのチームにいたので、基盤スキルが近く、私がやっている内容に関しても、割と会話は通じるなと思っています。

常に対話をしてすり合わせている訳ではないですが、お互いに今何を取り組んでいて、どれくらい力をそそいでいるか、意思疎通は大切にしています。


ーーちなみに、旦那さんも「愛本主義」は染み込んでいるのでしょうか?

なるみさん:そうですね。愛本主義は「まず自分のコップを満たして、溢れきったエネルギーで周りの人をご機嫌にしていこう」これが愛本主義の根本的な考え方です。

夫は、私とは違って最初からコップに水がたっぷり。自分を中心にできる考え方がベースにあるタイプなんです。

ただ強いて言うなら、自分を満たす感覚を身に着けているからこそ、コップの水をぴったり、溢れる前にとめて調整も上手なところがあって。

もっとできる可能性のすごくある方だからこそ、それでいいの?とわたしはチクチク言ってますね(笑)。


ーー私の経験上、愛を上手に受け取れる人の方が、愛を上手に渡せると思っています。なるみさんは愛を受け取ることについてはいかがですか?

なるみさん:昔よりはうまく受けとれるようになったかな…。昔は受け取るのが、まだまだ下手だったなと思っています。

今だったら「可愛いね」と言われたら「ありがとう」と言って受け取ります。昔は謙遜するものと思い込んでいました。そんな空気感はありませんでしたか?

今は世の中としてもそういった意味では和らいでいるし、素直に愛を受け取りやすい空気感になってきていると思います。

私ももっと上手に受け取って、愛を循環させていきたいです。

自分の半径5メートルにいる人を満たすことで、その周りの人がまた愛を広げていく。
自分の周りに満たされた経済圏を作り、その周りの人がまた自分の満たされた経済圏を作る。

「地球の反対側の誰かを幸せにする!」と掲げるのではなく、目の前のお客さんや家族。とにかく身近な人を自分の愛で満たすことを意識しています。

「1人が変われば、周りの2000人の人が変わる」と聞いた時、胸が熱くなったんです。 自分で自分を満たせるご機嫌型の人になれたら、自分の周りの2000人に影響できると思うとワクワクします。


「もう不幸せだなって思うシーンがないんですよね。」

▲3歳のあいちゃんが撮影したお写真

ーーここまでインタビューをしていてもなるみさんはずっとハツラツとしていますよね。なるみさんとは以前も別の講座で直接お会いしたことがありますが、会うたびに笑顔に磨きがかかっています。普段、イライラしたり、幸せじゃないと思う瞬間はあるのでしょうか?

なるみさん:もう不幸せだなって思うシーンがないんですよね。少しだけ昔話をすると、私には2つ上の姉がいるんです。

姉は容易に東大に行けるくらい頭がいい。成績表も学校のテストの点数も私は全部10点ほど常に下回っていました。

もし自分の実力で東大に並ぶ大学に行けたら、もう卑屈になるのも辞めようと決めていました。実際に京大に入って姉にも自分の心にも区切りがつきましたね。

区切りがついてからは、自分の人生を生きはじめました。ここが幸せの感覚の始まりだったと思います。今まで洋服や漫画も全部姉のお下がりや姉の興味に合わせていました。

大学に入ってからは、物理的に姉と行動する街も違うので、初めて自分の関心を探して自分らしさを求めて生きるようになりました。

自分の興味や関心に素直に意思決定をできるようになって生きやすくなったし、幸せと感じることが増えました。


ーーなるみさん流の自分を満たす方法を教えてほしいです!

なるみさん:情報を取りすぎないように意識しています。育児でいえば凝った離乳食はつくらないです。凝った離乳食はあげない。バナナさん様々です。

最低限の注意はしながらですが、基本は「あ、食べた。美味しそう。」それでいいと思うんです。

育児には正解がなく不安もあると思いますが、これでいいかな?と思うことも少しやってみたらいいと思うんです。やってみて、美味しそうに食べたらそれでいいと思っています。

情報でいうと、SNSも「この人好きだなー」と思う自分が見たい人だけを見ています。
「好き」のセンサーが反応する人で繋がる人を選ぶようにしているのかもしれないです。 

(ご支援させていただく)農家さんと繋がる時も「なんか好きかも」というところから始まります。だんだんわかってくるんですよね。あ、こういう人が自分は好きなんだと後からどんどんセンサーを研ぎ澄ませていきます。

自分のことは完全にはわかっていないので、やってみて気づく。その繰り返しです。好きな人と繋がっていく世界は幸せです。

▲農家の皆さん(aiyueyoファミリー)との一枚

ーー2023年に入り、プライベートでは、お子さんが一人から二人に。会社も「TUMMY株式会社」だけでなく「合同会社純化」が加わり2社経営になりましたね。「愛食の旗振り役」と名乗るなるみさんですが、今後のなるみさんはどうありたいですか?

なるみさん:旗振り役とあるのですが、実際、旗は振りたくないですね(笑)。校長室の優勝旗のように行事ごとに誰かが旗を振ってくれる。

なるべく私が旗を振らなくなることを目指しています。

なので、「長」のポジションもやめたいですね。たとえをあげると、このお金を使っていいか私に許可をとる話が多いのですが、TUMMYの財布をみんなで管理する仕組みにできないか今も実験中です。

自分が好きな仕事の中にも細分化すると手放したい仕事がたくさんあります。ブランドの助産師の仕事は好きだけど、資料作りは嫌い。そういうことはあると思うんです。

「脱ぎ捨て教」じゃないですけど、どんどん苦手なものは手放して身軽に、自分勝手な人に突き進んでいきたいですね。


ーー最後に愛とは。

なるみさん:「愛と命」この2つは私の中ではセットです。命に「らしさ」が根ざすともっと輝きが増すと思っています。

食材も命なので食材本来のらしさを発揮すると本当に美味しい。人も同じだと思っています。人の命に「らしさ」が加わるとピカピカに輝く。

命が健やかに循環し続けていること。これが愛だと思っています。

日頃から愛が循環するために、自分の周りの濃い人とより濃くあることを意識しています。結局、よくあろうと着飾っても意味ないんですよね。上部だけの便利な人になるとやっぱり消費されやすい。

誰かに消費される人生は違うと思うんです。

求める人は一緒に人生を上がっていく人。なので、濃くしたい人とより濃く繋がるためにありのままを出していきたい。

これからも自分自身を満たし、愛本主義を掲げ、目の前の半径5メートルの人をただただ満たしていきたいと思っています。

ーーありがとうございました。


編集後記

「誰かを幸せにしたいと思った時、自分が満たされてないと活力がでない。そう思ったことはないですか?子育てをするとつい、私じゃない誰かを優先することもありますが、「愛本主義」の話を受けて、まずは自分を満たす意識を高めたいと思いました。

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読んでいただいたみなさんがより幸せでありますように。

取材執筆 きょこ


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