吾輩は働く猫である
本当は野良猫らしく気ままに生きたい。
しかしながら、現実は理想から程遠い。
仕事、仕事、仕事。
猫の手も借りたいほどであるが、吾輩自身が猫であるから打つ手がない。
界隈では、一番忙しいと有名である。故に、吾輩は思うのである。今が一番しんどいのなら、未来はどう転んでもハッピーではないかと。
しかも吾輩、かなり可愛がってもらっている。あちらへ行けどこちらへ行けど、今日もお疲れさんと皆がお菓子をくれる。懐が愛でいっぱいだ。
先月はうんと働いたから、お給金もちょいとばかり多めだった。今度の休みに美味しいお魚でも食べるとするか。
毎日がこんなことの繰り返しである。なんとも冴えないが、嫌いではない。だから、吾輩は明日も働く。この繰り返しを楽しむために。
明日は晴れるだろうか。まあ、雨が降ってもそれはそれで乙だから良しとしよう。
吾輩お疲れさま、今日もよく頑張りました。
おやすみなさい。