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魅力的な人はどこか危うい
2023年8月27日(日)朝の6:00になりました。
適当な嘘をついて、その場を切り抜けて。
どうも、高倉大希です。
リンダリンダも、情熱の薔薇も、青空も。
もちろん、聴いたことはありました。
聴いたことはあったのですが、耳に残る曲だなと思っていた程度です。
甲本ヒロトさんに惹かれるようになったのは、THE BLUE HEARTS のあとに結成された THE HIGH-LOWS の楽曲を聴きはじめてからのことでした。
流れ星が たどり着いたのは
悲しみが沈む 西の空
そして東から昇ってくるものを
迎えに行くんだろ 日曜日よりの使者
上記の引用は、映画「ゼブラーマン」の主題歌であり、ダウンタウンの「ごっつええ感じ」のエンディングテーマでもあった曲です。
最近で言うと、千鳥の「相席食堂」で用いられていたり、Creepy Nuts が菅田将暉と一緒にカバーしたりしているので、聴いたことのある人も多いかもしれません。
この曲をはじめて聴いたときに、なんて危うい人なんだと思ったことを、いまでもはっきりと覚えています。
それと同時に、そんな危うい人がいまでも生きて歌っているという事実に、とても励まされました。
ぼくは、ひとりの時間を持たない人は、どこか嘘があると思う。できれば、ひとりの時間を持っている人や、それを経験してきた人と付き合っていたいんです。
魅力的な人は、やはりどこか危ういものです。
中にはそんな危うさを、上手にカモフラージュしている人もいます。
こんなことを言うと、元も子もなくなってしまいますが、きっと誰もがそんな危うさをもち合わせているのだろうなと思います。
しかし、危うさを前面に出してしまうと、社会からはあまり歓迎されません。
だから上手にカモフラージュして、渡り歩いていくわけです。
人間は、誰かとの関係の中で、その人のための分人を常に生み出している。お互いにです。相手の中には、あなたのための分人が生じる。一対のセットとして、言葉や感情のやりとりをしている。個性というのは、だから、唯一普遍の核のようなものじゃないんです。
危うさを消そうとすると、消えないことに苦しむことになります。
危うさと共に進んでいくことが、大切なのだろうなと思います。
適当な嘘をついて、その場を切り抜けて。
だれひとり傷つけない、日曜日よりの使者。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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