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組織なんて向いていないと思っていた


2025年2月22日(土)朝の6:00になりました。

いいドラマは、音楽がいい。

どうも、高倉大希です。




みんなで話し合うよりも、ひとりで本を読んでいる方が好きだったし。

みんなでわいわいするよりも、ひとりでぼーっとしている方が好きだったし。


組織なんて、向いていない。

ずっと、そう思っていました。


でもいまはそんな自分が、組織に所属しています。

べつに馴染んではいないけど、少なくともおもしろいなと思えています。


マネジメントなんか大嫌いで、「ものづくり一筋の職人としてやっていきたい」と言っていたような人が、「人にものを教えるのは、おもしろいなぁ」って、変わっていくのをわたしは何度も見てきました。

ほぼ日刊イトイ新聞(2019)「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた」ほぼ日


仮に同じクラスだったとしても、この人たちとはたぶん仲よくなっていない。

組織の仲間と過ごしていると、そんなふうに思います。


プライベートの関係ならば、よくないことなのかもしれません。

ところが組織の一員という関係ならば、むしろプラスに働きます。


自分には絶対にできないことを、彼はなんなくこなします。

自分には絶対に思いつかないことを、彼女はなんなく発想します。


全員がどんなことについても同じ考えに同意するなどという方がよほどおかしいのであって、さまざまな考えがあるというのは健全なことである。だがこれも、「考えは人それぞれ」でおしまいにするわけにはいかない。合意を形成しなければ一緒に何ごとかを為すことができない場合も多い。

野矢茂樹(2018)「大人のための国語ゼミ」筑摩書房


目的を同じくすることができたなら、異なることが強みになります。

ひとりなら不可能だったことが、組織ならば可能になります。


人間であるがゆえに、まっすぐ進むことができなかったり。

人間であるがゆえに、認識の齟齬が生じたり。


組織ならではの難しさも、そりゃあ数多く存在します。

それらもひっくるめて、おもしろいなと思うのです。


何度も述べるように、1人の人間は弱い。でも、たくさんの人が集まった集団では大きなことが成し遂げられる。そんな組織の中でしか、「自己実現」なんて、できやしないのです。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


向いているかどうかでいうと、いまも変わらず向いてはいません。

かつても、いまも、これからも、変わらず向いていないはずです。


でも、それでよいのだろうなと思います。

向いているかどうかなんて、べつになんだってよいのです。


対象が、おもしろいかどうかではありません。

対象を、おもしろいと思えるだけの視点をもっているかどうかです。






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高倉大希
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