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結局はぜんぶ「相手の立場に立って考えましょう」じゃないか


2024年12月7日(土)朝の6:00になりました。

明日の18:00に、新しい「お知らせ」を投稿します。

どうも、高倉大希です。




相手の立場に立って、考えましょう。

相手の気持ちを、想像しましょう。


小さいころから、耳にタコができるくらい言われてきた言葉です。

大人になって言われると、子ども扱いしないでくれよと思うような言葉です。


ところが実際は、わかっているようでわかっていません。

相手の立場に立って考えるって、想像以上に難しいことだと思うのです。



どうして僕らは時に、喜ばれないプレゼントを贈ってしまうのでしょうか?プレゼントは嬉しいもの、良いものというイメージがあると思いますが、僕らの日常を考えると、貰って嬉しいプレゼントよりも、貰って困ってしまうプレゼントのほうがもしかしたら多いと言えるかもしれません。

近内悠太(2024)「利他・ケア・傷の倫理学」晶文社


仕事をしていると、よく「結論ファースト」という言葉を耳にします。

時間が限られているからこそまずは結論を述べなさい、という意味の言葉です。


宿題を忘れた小学生が、先生にこう言います。

「リビングに宿題を置いていたら、お母さんが知らない間に動かしていて…」


先生が知りたいのは家庭の事情ではなく、いつ提出できるかです。

忘れた理由が必要になるのは、再発防止策を一緒に考える段階に進んでからです。


つまり、「結論から言え」というのは、本質的には、自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということなのです。結論から離せない人の特徴に、言い訳を最初にしてしまう人や、過程から順に説明してしまう人がいます。それは、“自分がしたい話”なのです。

安達裕哉(2023)「頭のいい人が話す前に考えていること」ダイヤモンド社


自分を守るために言い訳を並べたり、ありもしない嘘をついたり。

小学生の話でしょと言いたくなりますが、大人も平気で同じことをしでかします。


相手が聞きたい話ではなく、自分がしたい話をしてしまう。

商談も、プレゼンも、文章作成も、結局は同じなのだろうなと思います。


手段が先行してしまうというのも、わりとよくある話です。

相手の立場に立って考えれば、結論ファーストはもはや必然であるはずなのです。


良い「つくり手」は、良い「つかい手」であり、良い「わかり手」であることが多いのは偶然ではありません。多様な存在である人間がお互いに尊敬しあい、高めあい、愛情によって支えあうことによって、私たちの創造はどんどん素晴らしいものになっていくのです。

孫泰蔵(2023)「冒険の書 AI時代のアンラーニング」日経BP


1回で、どのくらいの情報を出すのか。

どの情報を、どの順番で出すのか。


スケジュール調整をすると、その人の傾向が一発でわかります。

自分がしたい話をする人とのスケジュール調整は、ラリーが多くなりがちです。


結局は、ぜんぶ「相手の立場に立って考えましょう」じゃないか。

大切なことは、どうやら子どものころにすでに教わっていたようです。






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高倉大希
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