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特別はいつしか普通になって
2025年2月18日(火)朝の6:00になりました。
マラソンも終わったので、走っていた時間を何にあてるか考えます。
どうも、高倉大希です。
蛇口をひねれば、水が出た。
そんな特別な瞬間は、多くの人の感動で満ち溢れていたはずです。
蛇口をひねれば、お湯が出た。
そんな特別な瞬間もまた、多くの人の感動で満ち溢れていたはずです。
ところがいまや、普通です。
微細な温度調節だって、当たり前にできてしまいます。
人間は、認識が当たり前のものとして固定化されていくと、その前提が「なぜこうなっているのか?」ということを、改めて考えることはしなくなっていきます。
お湯の温度が、上がらない。
水圧が、弱すぎる。
特別は、いつしか普通になって。
普通は、いつしか不満になります。
できないことばかりに、目を向けて。
できるようになったことは、すっかり忘れてしまうのです。
つまり悩みの原因は僕たちの社会にある常識や価値観なんです。それが原因で悩んでいる人たちが、どうやらたくさんいるらしいんですね。ところが歴史を学ぶと、僕たちを取り巻いている常識や価値観が、決して当たり前ではないと気づけます。
幸せは、案外近くにあるものだ。
ありきたりな言葉ですが、きっとこういうことなのだろうなと思います。
普通をどこに置くかによって、特別の位置も変わります。
特別を生み出すものは、いつだって普通です。
ついつい、特別ばかりを足し算的に増やそうとしがちです。
本当に大切なのは、当初の普通を忘れないことなのだろうなと思います。
常に初心で見て、結果を考えずにそのこと自体を楽しむこと。そして好奇心を持ち続けること。これが創造の必要条件です。
初心忘るるべからずとは、本当によく言ったものです。
大抵の普通は、本来普通ではありません。
伝えたいことなんて、伝わらないのが普通です。
価値観なんて、合わないのが普通です。
言葉なんて、みつからないのが普通です。
人間なんて、孤独なのが普通です。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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