見出し画像

堂々と名乗る


2024年10月16日(水)朝の6:00になりました。

有給休暇を駆使した5連休が幕を閉じたので、おとなしく働きます。

どうも、高倉大希です。




べつに、自分がいなても大丈夫。

組織で仕事をする上では、とても大切な要素です。


自分がいなければ成り立たないという状況は、一見価値があるように思われます。

みんなから重宝されて、優越感にも浸れます。


ところが組織という視点で見れば、リスクでしかありません。

その人がいなくなったら、周辺一体が同時にポシャることになるからです。


「あなたがいないと困る」この言葉は、麻薬だ。組織の中で、「替えの利かない人」は、今の位置にとどまる。「歯車として機能する人」は、人の上に立てる。いっけん、逆だと思ったかもしれない。しかし、残念ながら、これが真理だ。そして、別に、どちらが正解かではない。あなたが、どちらを選ぶかだ。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


その点、家族や友人や恋人には固有性が求められます。

言い換えるなら、その人であることに大きな価値が生じるわけです。


あなただからこそ、成立する時間です。

あなただからこそ、広がるコミュニケーションです。


そんな固有性を、もっとも端的に表したものが名前です。

わたしたちが、生まれて間もなく授かるものも名前です。


人間は変化するのですから、当然自分も変化します。しかし、刻一刻と変化する自分というものを、脳はうまく扱えません。そこで脳は、自分というものを無理やり固定しようとします。個人の名前がその典型です。

養老孟司(2023)「ものがわかるということ」祥伝社


名前を授かったその瞬間から、他者との間に境界線が引かれます。

高倉大希という名前が、高倉大希以外との識別記号になるわけです。


「ああロミオ、どうしてあなたはロミオなの」

この台詞には、そんな固有性が見事に凝縮されています。


人は、変わり続けます。

その中でも変わらずに、固有性を保つのが名前です。


個性化というのは、他の誰でもない自分の生と死を自分で歩んでいくわけですね。そうすると、自分でそれを突きつめていった場合には、まったくこの世に自分だけで道なき道を歩んでいくわけですから、個性化というのはある意味で孤独の世界に入っていくことなんですね。

河合隼雄、柳田邦男(2013)「心の深みへ」新潮社


だからこそ、堂々と名乗ります。

毎朝6:00に、懲りずに名乗り続けます。


朝の6:00になりました。

どうも、高倉大希です。


ちなみに、読み方は「だいき」ではなく「たいき」です。

お気をつけて。






この記事が参加している募集

サポートしたあなたには幸せが訪れます。