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昨日のお昼寝

お昼にカレーを食べたんですよ

すごく大きいナンと一緒に食べるカレー

大好きなんです

いつもはち切れそうなお腹にして帰るんです

それでおうちに帰ってお昼寝する

1番日当たりのいいお部屋

大好物食べてお昼寝する日曜日があって幸せ者ですね

お昼寝したら大好きだった彼が夢に出てきた

今日はその話がしたい

今でもずっと忘れられない、大好きだった人がいるんです

狭い居酒屋で出会った、一目惚れした人

この人だと思った

自分の好きなものをいつも分けっこしてくれた

彼が好きな場所に連れて行ってくれた、ここに行こうよっていつも楽しませてくれた

「これ似合うからあげる」ってたくさん服をくれた

お土産で服を買ってきてくれた時もあった

大切な日には花束をくれた

色んな話をした

泣きながら本音をぶつけ合った

たくさん体を重ねた

いつもかっこよかった

いつもすかしてた

いつも褒めあった

でもいつも喧嘩してた

いつまで経っても平行線だった

最後まで分かり合えなかった

理解してあげられなかった

許し合えなかった

好きなだけじゃ一緒に居られないと学んだ

過去にしたくなかった

好きな気持ちだけでも一緒にいれるって信じたかった

ずっと隣であなたを見ていたかった

隣で笑ってる人は私がよかった

一緒に年をとっていきたかった

次の誕生日もお祝いしてほしかった

大好きだったのにお別れした

電車に乗ったらもう会えない気がした

もうこの部屋には戻ってこられない気がした

最後に食べたピザは美味しいと嘘をついた

あなたは味がしないよって言った

泣いてたから抱き寄せた

あなたが先に泣くからなんだか泣けなかった

会うべきじゃないのも分かってた

何度も出戻りした

同じ気持ちだった

でももう一緒にいたら辛いから

好きなのに、分かり合えないのが辛いから

もう会わなかった

好きな人がすぐにできた

忘れられた

今思えば忘れたかったんだ

思い出を上書きしようとした

上書きできたと思ってた

離れて良かったと思えた

何人か体を許した

満足したかった

うまくやっていた

他人を愛することを知った

あなたを愛してなかったと気づいた

ずっとずっと目を背けてた

あなたが会っちゃいけない人になった

強がって安心した振りをずっとしてた

悲しくはなかった

戻りたくはないと気づいた

でも幸せなのか知りたい

でも会わない

会っちゃいけないんだもう

あなたが住んでいる遠い街

また思い出す日が来ると思わなかった

いつか家族になりたいと思っていたことも思い出した

色褪せてしまった思い出をぽつりぽつりと思い出そうとする

全然思い出せない

でも外で同じ匂いの人がいる

一瞬でその時の感情が込み上げてくる

切なくなる

今は何してるんだろうと知りたくなる

でも手が止まる

いつも思い出すのは最後の日だ

写真を見ないと思い出なんて思い出せない

私も変わるしあなたも変わる

でもあなたといた時間をいつも掘り返す

捨てられないものがまだある

知らんぷりして使う

あなたは覚えてるだろうか

最後の日は最後になると思ってなかった

また会うでしょ、会いたかったら会えるでしょ

なんて言ってきた

隠れてでも会うなんて言ってたでしょ

そういうところがすごく嫌いだった

でも愛おしかった

あなたは覚えてるだろうか

来世は一緒に猫になろう

そしたら一緒に日向ぼっこしてずっと一緒に過ごそうって私が言ったこと

あなたは猫は嫌だって言ってた気がする

でも私は猫になりたいのって言った気がする

あなたが幸せでいてくれたらそれでいい

なんて綺麗なことは思えない

たまに私のこと思い出してほしいと思ってしまう

私のことを忘れられない人だと思っていて欲しい

私があなたをしまっておいてあるように

あなたも私をしまっておいて欲しいと思ってしまう

暑い日に不機嫌になっちゃだめだよ

まだ私だけ本当にさようならできてない

その日が来ないかもしれない

あなたが犬になっても

私が猫になっても

またあなたに会えますように!

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