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理解し、受け入れるまで(番外編)

思い出した、、、
息子が3年生になって間もない頃の話
ゴジ太の前幼稚園時代のママ友と久しぶりに会い、お茶をしたときのこと

ゴシ太くん、まだ塾行ってないんでしょ?出遅れたね(笑)
って、言われた。
何故?他人のあなたに、こんなこと言われなくちゃいけないんだろう。

THEお受験ママと断言したいほど
受験絶対派の彼女

その彼女が言いたいのはこうゆうこと
前幼稚園の時、ゴジ太と一番の仲良しだったOくんは年長からP塾へ通い小学校2年生の春期講習からX塾へ通いだしたと。
X塾は入塾テストもあり、しかも今のうちに入らないと定員がいっぱいになるそうで、両親はOくんをその塾へ入塾させるために必死だったという。

彼女は勝手に私の息子とOくんとをライバル認定している様だった。


私は『ゴジ太は受験に興味はあるようだけど、まだ実際に動いてはいない。今年から学校や説明会には行くつもりだけど、、、。私達は地元の中学校で良いと思っていたし、塾へ行けって言っても本人が納得しないことには。受験をするのは本人だから。』
と言うと当然ながら『そんなんで間に合うの??』と言ってきた。
彼女の娘は3年生からR塾へ。規模的には小さい塾だが彼女の友人のお子さんがその塾へ通っていて優秀な学校に受かった。他にも実績があるという理由で大金を払ってでも我が子も、、、となったらしい。

中学受験を考えてる親は遅くても3年生からどこかしらの塾へ行かせるのが常識らしい。これは息子が幼稚園入園早々から聞かされていた。

実は私達家族は都内のとある場所から、ある場所へ引っ越してきた。
息子が幼稚園年長になる年だった。
だから前幼稚園のママ友とのつながりは一年、二年経つに連れてほとんどなくなり、唯一彼女とは繋がっていた。
私は前幼稚園のママ友にはあまり執着しないと言うか、連絡を自分からする方ではないため、私から連絡をしない限りめったに会うことはない。

前幼稚園(公立)では中学受験が当たり前。地域柄もある。
息子が入園して間もない頃から、中学受験どうする?するでしょ?〇〇のお姉ちゃんはあーだこーだ。ってママ友との話題に私は混乱した。

特に彼女は情報通なので卒園後も(私達が引越し後も)あちこちから話を持ってきては私に話してきた。
〇〇くんは算数が苦手らしく補修を受けている。
〇〇ちゃんは経済的に受験は無理っぽい。
〇〇くんのお姉ちゃんはP中学校に受かった。
〇〇ちゃんは受験に受かってもレベルが低い学校だろう。
などなど、、、名前も顔もうろ覚えな私は誰だっけと思い出すところから理解

ゴジ太のことも言われてるんだろうな、、、と思いながら。
ふんふん。と聞いていた。
『ところで、ムー美ちゃんも中学受験するんでしょ?』と聞かれ
『え?まだわからないし。たぶんしないと思う。』と言うと

『受験させないつもりなの?何で?親が子供の可能性を狭めるの???しかも女の子だよ?高校から狭き門になるっていうのに中学で入れなかったら可愛そうじゃん。』

・・・それってあなたの感想ですよね?  ←どこかで聞いたことが、、、笑
と言いたくなったけど
『私も夫も同じ意見で自分がどうしたいかであって、私達親は無理に中学受験を勧めないってことになってる。』

彼女は納得していない様子だった。
彼女のにはもうひとり娘がいて、ムー美の1歳上。
一緒にお受験話をしたかったのかもしれない。
そして、女子は特に受験して当たり前って思っていた様だ。


それから二年ほど経ち
お互いの子供が高学年になり近況報告がてら、彼女とお茶した。

彼女は、相変わらず他人様の情報をあーだこーだと話す一方で
娘の成績がなかなか上がらず、◯中学校は無理かもしれない、、、と。
息子も塾へ通いだしたので塾の話やら希望校の話やら、、、
全国模試や塾のテストで高得点を取っていたため、塾でも常に上位クラスだった。隠すことなくその状況を言ったまでで。
しかし彼女にとってはそれが、自慢していると思われてしまったのかもしれない。
『うちの子なんてゴジ太くんの偏差値の20以上も下だからね、、、学校を選べる余裕ないよ。でもさ、偏差値なんてあって無いようなものだからね。
と自分に言い聞かせているかのように、私に言い聞かせているかのように。

3年生から塾に通わせている娘と、あるいは彼女の周りの受験組と私の息子を比べてその言葉が出たのか。

私は『うちの子は第一志望校の都立が受からなかったら公立に行くって言ってるから、私立には行かないと思う。狙ってる中学校はかなり倍率高いし、、、行けたら良いなってくらいに今は思ってるよ!』と言うと
『え?もったいないじゃん。その偏差値なら〇〇私立中、△△私立中だって狙えるよ??私立行きなよ。』って数カ所教えてくれた。

『そうなんだ~。考えてみる。じゃあ、お互いに頑張ろうね!』
で、お開きとなった。


、、、疲れた。ちょっと彼女と距離を置こうと思った。
今後、お互い中学受験に受かっても落ちても彼女との交流はしんどい。

彼女や彼女の周りの他人様と永遠に比べられることになる。
子供達の人生、親の価値観は他と比べることはできない。すべきではない。
そう強く感じた。

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