不忍池晩秋
暑い季節を過ごした蓮たちは
大きな葉の傘をすぼめて
ゆったりくつろいでいる
衰えた身を互いに寄せ合い
ひそひそおしやべり
池の周囲にはビルディング
直方体の高層建築
四角く並んだ窓、窓、窓
人の姿は隠されている
霧雨を浴びて
鮮やかに色づく樹々の葉が
池の畔をしっとりと染めている
ビルの映り揺らめく水面には
白や灰色の水鳥たちが
気ままな波紋を広げて泳ぎ
静寂に羽音を立てる
角ばった建造物の内部の人間たちも
夕暮れを迎えれば
動的なシルエットを
池の上に見せるだろうか
晩秋の池の自然と
背景となる人工物
はじめの違和感は薄れて
いつしか溶け合い出している
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今の時期を晩秋と呼ぶのか、
初冬と呼ぶのか、わかりませんが、
寒風が吹き荒れたり、日差しがぽかぽかだったり、
樹々が紅葉したり、落ち葉が舞ったり、
なんとも刺激的な日々です。
みなさんは、どのようにお過ごしですか。
11月下旬に、東京の上野に出かけることがありました。
その機会に、不忍池(しのばずのいけ)をはじめて巡りました。
霧雨が風情を添えました。
「お上りさん」としては興味深い光景でした。
そのときの印象を詩にしました。
都会人とは、感覚が違うでしょうね。
愛知県と静岡県の境にある、
西から東へと連なる丘陵(弓張山地または湖西連峰)
とその景観、住環境を
高架産業道路建設から守りたいと
地味に活動しています。
ご興味のある方は、
「浜松湖西豊橋道路を考える会」のホームページを覗いてみてください。
県に提出したメンバーの「意見書」も読んでいただけると、
私たちの思いがあなたに伝わるのではないかと思います。
地域の風景写真などを紹介する「ギャラリー」が
新設されています。
よろしければご覧ください。
来週も水曜日か木曜日に更新する予定です。
また見に来てください。
私もみなさんのページを訪ね、楽しみたいと思います。
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noteへの投稿から生まれたフォトポエム集です。
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