『パニック障害』私の体験と克服に向けた洞察①
◇私の発症原因について
初めて発作が起きたのは、20歳の時で仕事の夜勤明けの寝起きに発症しました。
意識が混濁し、過呼吸状態になり、このまま死ぬのではないかという恐怖が何時間も続いたように感じました。
あの時の記憶は今も鮮明に覚えています。
初めてついた仕事で、職場の仲間や環境は良かった方だと思います。
ですが、パチスロにハマってしまいお金が無い時期、それと同じタイミングで仕事の上司と揉める事が多くなりました。
仕事において環境は良かったのですが、元々夜勤が嫌いだったので色んな負の要素を考える時間が多くなりました。
とある日パチスロに負けて気落ちした後に帰って、少し寝て起きたら過呼吸になりました。
これをきっかけに頻繫に過呼吸、意識混濁が起きるようになり地獄の日々の始まりでした。
振り返り原因として考えられるのがこの時にストレス過多になり、不安要素のある事を考えるタイミングが多く重なった瞬間に、パニック障害の原因と言われる脳の誤作動が起きたのだと思います。
初めての発作は、20歳の際に夜勤明けの寝起きに発生しました。私は意識が混濁し、過呼吸状態に陥り、死亡するのではないかという恐怖に何時間も耐えました。当時の出来事は現在でも鮮明に思い出されます。
◇発症後の対応対策
今は知られるようになってきましたが、当時はパニック障害なんて言葉も知らなかったので、過呼吸が起きた事から心肺異常と思い循環器内科に行きました。
当然身体に何の異常も無く、小さい病院から大きい病院まで転々としました。
そしてとある病院から心療内科を紹介され受診したところパニック障害と診断されました。
医者からはカウンセリングと抗不安薬を飲んでいればそのうち治ると言われ、しばらくの間言われるがまま過ごしました。
この時の抗不安薬はデパスでした。
パチンコ店はもちろん緊張感のある場所へ行く事が困難となり、その度に焦燥感や過呼吸といった発作が起こりました。
今考えてみても、当時受診した心療内科の医者はこの病気を何も分かってなかったなと思います。
当時はまだネットでものを調べる事が当たり前ではなかったので、自分でこの病気について調べるには本当に苦労しました。
とはいえ今のように情報はほとんど集まらないので、周りに理解してもらう事も困難で自己対応も対策も全て手探りでした。
◇その後の経過
発症してからはやはり職場の人にきちんと理解して貰う事ができずに仕事を辞めてしまいました。
次の職場でも採用の可否に影響する事と障害の事を理解して貰えないのではないかと思い、面接の時から障害がある事を隠して就職しました。
ここまでで発症から5年程経ち、抗不安薬さえちゃんと飲んで、極度の緊張さえ無ければ軽い発作になる程度でした。
このままいけばカウンセリング無しで抗不安薬さえあればなんとかなると思い、馬鹿にならない受診費を減らすために症状が軽度になった事を理由に薬の処方のみの受診にしてもらいました。
症状が大分安定してきた後、結婚や出産など経験しこのまま普通の暮らしをしていける予定でいました。
この時で発症から7年経っていました。
『パニック障害』私の体験と克服に向けた洞察②へ続く。