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大掃除は秋の季語? 片付け4日目・クローゼットの森でピクニック

昨日、noteさんから嬉しいお知らせを頂きました。

noteの中の皆様、こまめに励まして下さり、本当にありがとうございます。
「QOLあげてみた」というジャンルですが、掃除、片付け、断捨離…って本当にQOLが上がりますね。
整理収納アドバイザーなどの有資格者でもなんでもない、ただのおばさんがぶつぶつ言いながらあちこちひっかきまわしている様子のレポートで誠に申し訳ないのですが、なんだかすごく楽しいのでもう少しお付き合いください。

今日はクローゼットを見てみましょう。
うちは夫と私で幅70センチ、高さ185センチ、奥行き85センチほとの空間を共有しています。
バーが横に2本かかっていますが、奥の方はほとんど使っていません。
私は見えないものは忘れてしまう、埋めたどんぐりの場所をどんどん忘れるリス。流石に50歳になってそんな自分を理解しはじめたので、見えないところに服を吊るすのはやめました。
というわけで、バー1本分の約2/3を占める私のアウターやボトムス、ワンピースを勘定してみましょう!

ワンピース(結婚式、お葬式用など含む) 4着
ジャケット 2着
ロングコート(トレンチ含む) 4着
ショートコート 2着
パンツ 1着
スカート(冠婚葬祭用含む) 16着


※仕事用のパンツ、畳めるダウンなどは別の場所に置いているので含みません。

うすうす気づいていましたが、なんとも偏った分布で…。
スカートがこんなにあってどうするのでしょう。
これも悪魔の仕業ですね。

1匹目のdevilは箪笥にもいた、これ

スカートもリバティ。
右下はワンピです。

そして2匹目はスカートにしか現れない、こちら…⇩

アシンメトリーasymmetryの悪魔

これと似たようなデザインがいくつも…。
裾が水平でない服がとにかく好きなのです。
アシンメトリーって本当に魅力的。ちょっといびつな人が好きだからでしょうか?

リバティは写真に写っている5着のみですが、アシメのスカートは8着もある…。
年間通してほとんど着ないものもあるし、似たようなデザイン、似たような色のものもあるし、大好きですがさすがに何着か手放そうと決めました。
あまり着ないものはデザインが好きだけど色味が合わないとか、いろいろ理由があります。そのあたりを分析して、今後同じ轍はふまないようにしたいです。

アシメのスカートは日常的によく使うのですが(そりゃリバティとお葬式用以外は全部アシメなのだから頻繁に着ますよね)
「今日はしみじみアシメのスカートを着て来て良かった(≧▽≦)」
と思ったのはこちらのイベント。
今年5月に行った
世界的ファッション・デザイナー、ジャンポール・ゴルチエの半生を描いたランウェイミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』

はじめて出かけたシアターオーブ
入り口は11階。
刻々と変わっていく渋谷の夕暮れ
映画にもなりました

高価なチケットなのに夫が「これは絶対行く!!」と即決。彼はファッションよりもナイル・ロジャースらの音楽に興味があったようですが、とにかくあっという間の3時間(休憩含む)。すごく楽しかったです♪

観客はまさにファッションフリークばかりで、二度見三度見、五度見してもなお驚くようなパーティ会場と見紛う客席。着るものにこだわらない、全身ユニクロっぽい夫が逆に目立ちます。
私はアシメのスカートで
「普通だとちょっと変な服(?)だけど、ここでは目立たなくて、むしろ空気になじんでいて良かった~」
という、不思議な安堵感を覚えていました(笑)。
見知らぬ方からスカートを指さされ
「あなたのそれもゴルチエね、素敵(^_-)-☆」
と言われましたが、すみません、ゴルチエではありません。ゴルチエは持っていないのでした。

店のお客様にデザイナーでありスタイリストのN様という方がおいでなのですが、私達は
「Nさんもきっと(別の日に)観に来るんだろうね」
「VIP席だよね。どんな着こなしなんだろう」
などと呑気に話していたら、そのN様が私達と同じ列に座っていらした(もちろん偶然!)ということもあって、まさに目くるめく楽しい一夜。

私は多少奇抜でも、不思議な感じでも、珍奇でギョッとしたとしても、
人が自分の好きな服を、好きなように着ている
そんな様子を見るのがすごく好きです。

好きな服を着てるだけ 悪いことしてないよ♪
の「ダイアモンド」を思い出します

子供の頃は奥居香さんの言うことがいまいち分かりませんでしたが、今は納得。好きな服を着ていることは、自分に正直なこと、なんですね。
これはお片付けの奥義にも通じる…そんな気もしています。

今日はクローゼットの森を見上げて、ちょっと数が多すぎ、過密なので伐採の必要を感じました。
とはいえ、この森は好きな木(洋服)が多くて、佇むだけで幸せになります。
悪魔のいる森ではありますが、いなければいないで味気なく、個性も魅力もないでしょう。リバティデビルもアシメデビルもいてくれいいい、むしろいてほしい。
人生は悪魔に魅入られてナンボ
なのかもしれませし…。

それはそれとして木が多すぎると森が窒息するので、
いつも一緒にいたかったけど、アシメのスカートの何着かはお別れしよう…。

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青柳寧子
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