見出し画像

大掃除は秋の季語? 片付け13日目・旅人の無駄な荷物

12/4~13にかけて台湾に行ってきました。
旅行の詳細についてはまた旅日記を書こうと思いますが、今回の旅は大掃除・お片付け的な視点からも気づくところが多かったので、それについて書いておこうと思います。

旅の前はかなりバタバタしていまして、ちょっと振り返りますと…

になり、本格的に寒くなる前に大掃除をしてしまおうと決心する。

靴箱、箪笥、クローゼット、押し入れ…と断捨離したり整理したりしている最中に夫がコロナに感染。
みるみる熱が上がり、入院するほどではないけれど決して軽くない症状。

台湾旅行を控えていたため、私は絶対寝込めない。
家庭内感染を防ぐため、必要に迫られて家中の無駄なものをごっそり捨てる大断捨離大掃除(そして大消毒)。
それからの片付け作業は夫と接触する可能性がない私の個人スペースに絞ることにし、本棚のジャンル分けを開始。


そんなこんなでせっせと消毒&片付けの日々を送っていたけれど、なんとか夫の症状も落ち着き(結局熱が下がり、咳が止まるまでに11日…)
クリニックからOKも出て予定通り台湾へ…。

ところで
お片付け業界?でよく言われるのが、旅に出ると
「自分はこんなに少ないものでやりくりできるんだ!!
生きていくのに必要なのはこれだけなんだ」

と気づき、不要なものがよく分かる…ということ。

片付け士として有名な小松易さんも、
トランク一つで留学した時に大きな気付きがあったと書かれていました。

私達は中年バックパッカーなので、いつも通り大きめのリュックと携帯用バッグのみ。機内持ち込みは合計7キロまでなので、その範囲におさめます。
今回も改めて「贅沢を言わなければこれだけでなんとかなるんだな…」と思いましたし、その他にもいろいろと気づいたことがありました。

いつもお世話になっているリュックとバッグ。ここに10日間のすべての荷物を入れます。
本当にこれだけで生きていける。

まず思ったのが・・
旅の荷物は考えに考えた、絞りに絞った厳選したものばかり。つまり無駄のない必需品のはずですが、
しかし、
それでも、
わざわざ持って行った挙句使わないものが生まれてしまう(^▽^;)。
今回は
■セーター(想定以上に暑かったので)
■カイロ(上と同じ理由)
■地が茶色い紙のノート(想定以上に老眼が進んでいたので・笑)
■デジカメ(母から貰ったので持っていきましたが、スマホで事足りました)
結果的には不要でした。

セーターとカイロは昨年の台北がかなり寒かったので当然のように詰め込みましたが、着いたらとにかく暑くて、嵩張ったわりに登場の機会がありませんでした。今年はむしろ半袖を持ってくれば…と後悔したくらいで、この時期の台湾は難しいです。

ノートは白い地のものも持っていたので、メモはそちらに書いていました。
茶色の紙のノートはカッコ良く、趣味性が高く素敵ですが、50代の私は今後は見やすい、書きやすいという実用性を重視することにします。
宿の照明は家のそれより暗いことも多い…というのも改めて認識しました。

デジカメは…私の場合はスマホがあればいいです。
写真が上手だったり、凝った作品を撮りたいわけでもないので(憧れはありますし、凝ったものを見るのは大好物ですが…)次回は携帯しないと思います。

そういうわけで…厳選したものだけを荷詰めしたつもりでも、機能しないものというか、いつもバックパックの下の方にいる、しかし捨てるわけでもない澱のようなものが発生してしまいます。
このあたりは旅というのは想定外を楽しむものだ、と開き直るしかないですし、自分自身についてもよく分からないことが多いし(老眼がどの程度進んでいるかとか)、
要は
■やってみないと分からないことが沢山ある

そして
「あちゃー…(゜-゜)…」
と思うことを通して自分の現在地を知っていくのだなと改めて思いました。

一方で今回持って行って良かったものがこちら⇩

地元の文房具屋さんで何気なく買ったメモ用紙
こんな風に立てて使えるのです。
都度都度、お世話になった方々に…

実は、私達はリュックの空いたスペースに大量のお菓子を持っていったのです。

☝こちらは夫が持って行ったもので、私はまた別のお菓子をどっさり(^▽^)/
帰国時にはこれらは跡形もなくなり、
替わりに日本の人達へのお土産を買うことが出来ます。

自分のお気に入りを携帯するのは当然楽しいけれど、他人様に差し上げるものを持っているって、すごく楽しい♪(≧▽≦)♪

これは旅に限らず、普段の生活でもそうなのかも…と思いました。
断捨離する、
ものを減らしたり捨てたりする、
自分の快適を突き詰め、同時に若い人や後の人に厄介を残さないようにする…
のはもちろん大事ですが、出来る範囲で(相手のご迷惑にならないものを)分けたりプレゼントしたりって、悪くない…。
「差し上げられるものを持っている」って、心の糧になったりする。

物質的にはミニマルに暮らしつつも、心は豊かに交流する…。
時には無駄もあるけれど、それもまた楽しむ…。

そんな「見えるもの」と「見えないもの」をともに大切にする生活をしたいな~と思った旅でした。

それにしても大掃除、まだ終わりません。
我ながら年を越さないかと心配です(^▽^;)。

(つづく)

この記事が参加している募集

最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。私のnoteはすべて無料です。サポートも嬉しいですが、「スキ」がとても励みになります(^▽^)/