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我が校の校内研から見えること・・・(私見です)

こんにちは。
記念すべき本編第一号は最近私が考えている校内研についてです。
学校現場で働いておられない方は校内研究という言葉そのものをご存じないかもしれませんね(^_^;
私たち教職員は「研究と修養の努め」が法律によって定められています。そのため、各学校でも「校内研究」というものを行っています。この校内研究では「研究主題」という全員で共有するテーマに沿って研究や研修を行い教職員の指導力を高めることが目的とされています。

校内研のメリット

 校内研究によって指導力を高めることができます。勤務している学校は子どもの学んでいる様子から指導についてのフィードバックをし合う形を取っています。「あの場面の○○さんはプリントじゃなくて同じページの教科書を見ていた。○○さんにとっては資料がカラーである方がよかったんじゃないかな?」など子どもが学習に臨む姿から指導について意見がグループで飛び交います。
  このフィードバックをもとに、教材との向き合い方や子どもとの関わり方を学ぶことができました。また、参観時も子どもの姿を見ることで「ここで~と投げかけたら・・・と答えるだろう」と子どもの考えをイメージする力も高められました。
 前任校も同様の形を取っていました。学習するのは「子ども」ですから、子どもの姿を土台に考えることができるこの環境はとても学びになります。

校内研によって変わった子どもたちの姿

 これまで3年間、対話と言葉にフォーカスをあてて校内研究を進めてきました。その結果、友達と考えを交流して学ぶことができるようになってきました。(そのステージはクリアされている学校もおられるでしょうが・・・)友達の考えを一生懸命聞く姿や自分から友達へ尋ねる姿が増えてきました。

校内研の限界

 今年度、授業研究は学年で1授業。特別支援学級も含めて計7授業で研究会を開きました。その中で出てくるキーワードは2学期以降同じもの・・・ 全員のスキルアップが図れているかさえ疑問でした。
 これは、テーマの捉え方や校内研にかける熱量の違いが生んだものだと考えています。
 私たちは法律によって学び続けることが定められていますが、研究者ではありません。研究は資質を向上するための一つの手段であり、目的ではないのです。その中で今年度見えてきた限界・・・。

今後に向けて(みなさんからも意見や感想をお待ちしています)

 2月末に今年度の総括があります。来年度は職員がより一層同じ方向性で最低限度のエネルギーを合わせて取り組みたいと思っています。
みなさんから「こんな風に研究しているよ~」「こんなことをやってみるといいかも」といったご意見や感想があればぜひ頂ければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではみなさん、明日もよい一日を

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