本の素晴らしさ
今回は、脳科学者である茂木健一郎氏の著書
「頭は本の読み方で磨かれる」という本の内容を紹介します。
著者は、脳を鍛えるには読書が一番であると主張していますが、
「どんなに時代が流れても、私たちは絶対に言葉を使い続けるのだから、
その言葉を磨くためには読書が必要となる」
と、私たちに教えてくれています。
今回の内容を通して、本を読むことのメリットを脳科学者の視点から
教えてもらいましょう。
脳を鍛えるために読書せよ!
SNSが流行って、コミュニケーションが簡単に取れるようになった
現代では、今までよりも言葉の重要性が増しています。
言葉というのは、人と繋がる能力や状況を判断する根本に当たるものです。
言葉によって世界の捉え方や感じ方、人との結びつき方も変わるので、
私たちは言葉を鍛えていかなければなりません。
本を読むということは、普段の生活では聞き馴染みのない表現や単語、
知らない漢字もあるので、読む人のレベルによっては
とても苦労する作業です。
しかし、辛抱強く読書を続けることによって、少しずつ理解力は
高まっていきますので、読める本の幅も広がっていきます。
読書を続けていくことによって、本の内容が自分の過去の経験と
結びついて熟成されていくので、読んだ本の数だけ高いところから
世間を見渡せるようになります。
この熟成というプロセスを経て、一度自分の中に蓄えられた知識は
知性や見識として定着していくので、この積み重ねこそが
その人の行動を決める「センス」になるわけです。
どんな大発見でも、何もないところから急にアイデアが浮かんできて、
それが大発見になることはまずあり得ません。
そこに至るまでの過程では、先人の研究結果やデータなどが必ずあるので、
世紀の大発見という結果が得られます。
ですから、今までの知識を読書などで勉強して自分の中に蓄積していけば、
知識同士が結びついて驚くべき形で閃くことがあります。
その時のために、読書によって自分の中に知識の土壌を作って
おきましょう。
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