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薬は一時の魔法

今回は、多くの人が知らずに飲んでいるけれど、実は危険なリスクが
潜んでいる薬について紹介します。

危険な薬というと、重篤な病気に罹った人が飲むものだと思ったかも
しれませんが、私たちの身近にあって簡単に処方されている薬の中にも
危険な薬は存在しています。

そもそも、薬というのは病気を治してくれたり、不快症状を抑えて
くれるものだと思っているかもしれませんが、そう考えている人たちは
最も大切なことを忘れています。
それは、「薬には必ず副作用がある」ということです。

薬については何度かブログで書きましたが、栄養学博士で薬剤師の
宇多川久美子先生は、自身が出版した本の中で、

「薬は毒ですから、病気を治すものではありません」

「病気を治すのは、私たち自身に備わっている自然治癒力です」

「薬剤師は、薬学部に入学した時から薬の勉強を始めることになりますが、
 真っ先に教わるのは、『薬は体にとっての異物であり、毒である』
 ということです」

と書いています。



副作用を考えず気軽に飲んでいたという人は、薬との付き合い方を
改めて考えてみましょう。
勘違いしないでいただきたいのは、薬を飲んではいけないと
言っている訳ではなく、薬にはメリットとデメリットが必ずありますので、
薬の服用には慎重になっていただきたいということです。





睡眠薬は危険

健康のために、食事や運動と並んで大切なのが睡眠です。
睡眠不足になると、免疫力が落ちたりメンタルが悪化するなど、
良いことは何一つありません。

そんなことは皆さんも知っていると思いますので、多くの人が睡眠には
こだわっていると思います。
最近は睡眠の大切さが見直されることで、睡眠の質を
アップするための本や、テレビ番組の特集などもあります。
ですが、本やテレビ番組から得た情報を実践しても、なかなかうまく
熟睡できないという人も多いのではないでしょうか。

実は、統計的にも日本人の5人に1人が不眠の症状に悩まされて
いることが分かっていて、不眠は加齢とともに増加していきますので、
特に中高年になると不眠に悩む人がたくさんいます。
そして、60代以上のおよそ3割の人が何かしらの睡眠障害を持つように
なるというデータもありますので、不眠の悩みというのは
決して他人ごとではありません。

睡眠に対する悩みから、多くの人が病院や薬局で睡眠薬を欲しがり、
また、睡眠薬を間違って使用しているのです。
睡眠薬と一口に言っても、その種類にはいろいろあって、

・入眠を促して眠りに入りやすくするタイプのもの
・眠った後の中途覚醒を抑えるもの
・眠りの質を深くするもの
 

などがあります。

しかし、睡眠というのは科学で解明されていない部分も多く、
医者であっても患者に必要な睡眠薬の種類を分かっているとは
言い切れません。
医学界でも、睡眠薬の使い方には確立された方法論が存在していないので、
睡眠障害で精神科に行っても自分に全く合っていない睡眠薬を
処方されてしまうこともあります。

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