いにしえの発酵調味料「醤(ひしお)」が簡単で手軽で愛おしくて美味しすぎる
皆さん、醤(ひしお)という調味料はご存知ですか?
画数の多さから漂う、作るの難しそうな響き!!笑
いえいえ実はその逆なのです!
味噌や醤油のルーツである発酵調味料なのですが、と~ってもシンプルで簡単。「ひしお麹、醤油、水」を混ぜるだけで出来てしまうのです!
先日そんなひしおの話をした友人が、さっそくご自宅で育て始め「最近お腹の調子が良いです!」と報告をくれました。(すぐに作られたところがスゴイ!!)
今回も久しぶりに育て中なので紹介していこうと思います!
材料は4つ!ひしお麹・しょうゆ・水・(昆布)を混ぜるだけ!
※お醤油は「小麦、大豆、食塩」だけのお醤油を使ったほうが、醤油本来の風味が醸せておすすめです。
▶「ひしおの糀」という麹を使っています。岡山県産の大豆麹と大麦麹がすでにブレンドされております。袋の裏に上記のレシピが記載されているので、今日もそれを見ながら仕込んでおります!
▶ひしおの作り方、レシピ本はこちら
5分で完了!作り方
1日1回かき混ぜ、10日間ほど常温で保存
すみません。以上!終了!とか言いながら笑、
ここから毎日愛でます。
毎日1日1回混ぜます。どんどん状態、味、見た目が変わっていき楽しいです。
2週間ほどして、好みの味の自家製のひしおが完成したら、それ以上発酵が進まないように冷蔵庫へ。
6か月を目安に食べきります。(でもあたしは半年する前にすぐ食べきっちゃいます)
美味しく作る(育てる?)コツ
1日1回かき混ぜ、夏場なら1週間、冬場なら2週間常温で保存
かき混ぜる際に容器の口やフタが汚れてしまったら、清潔なキッチンペーパーで拭き取り、カビの発生を予防します。
発酵が進む温度は30℃前後なので、冬場はなるべくあたたかいところで!
納豆菌を入り込ませない(笑)納豆を食べる日は食べる前に醤(ひしお)を先に混ぜる。全くもーあの方々の生命力超強いんで!(笑)
待ってました!食べ方♡楽しみ方
美味しく頂く方法は後日載せていきたいと思いますが、
塩もみして水分を減らした野菜を漬けて漬物に!(別の袋で)
塩麹で肉や魚を漬け込むように、醤(ひしお)でもみ漬け込んでから焼く!うまー!
炒め物時の醤油の代わりに。甜面醬やオイスターソース、市販の出汁醤油などを入れてコクや深みを出したい時なども。
余談:「醤(ひしお)」の歴史
醤油の「醤(しょう)」とか豆板醤の「醤(ジャン)」の部分だけ書いて「醤(ひしお)」と読みますが、
実は古代縄文時代末期~弥生時代には、「比之保(ひしお)」という調味料が存在していて、肉や魚介類、野菜の塩漬けが発酵してできた液体の上澄みを「比之保(ひしお)」と呼んで使われていたと考えられています。
なので、もともと日本古来では「ひしお」と呼ばれる発酵調味料が、醤油や味噌が出来る以前から存在していました。へへぇ!そうでやんすか。
その後、中国から醤(ひしお)が伝わります。平安時代には魚醤(うそびしお)、肉醤(にくびしお)、穀醤(こくびしお)に関する記述が見られるそうですが、穀物を由来とする穀醤(こくびしお)が味噌や醤油のルーツとなります。
ということで、いにしえの調味料「醤(ひしお)」のご紹介でした~!
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