「風と共に去りぬ」は小説も映画も永遠に私のお気に入りです
今日も読んでくれてありがとうございます。
映画大好きcandy@です。
以前『風と共に去りぬ』の小説の一節を記事にしたことがある。
作者はマーガレット・ミッチェル(アメリカ人)
タイトル画像の女性は主人公のスカーレットを演じた女優のビビアン・リー
ただ綺麗なだけではなく意志の強さとしたたかさが表れている表情だ
『風と共に去りぬ』のことをnoteを始めて5日後に書いていた。
それぐらい私にとって好きな本なのである。
この小説は文庫本で5巻もある長編小説である
なぜこの小説を中学2年生に読んだのかははっきりとは覚えていないのだが
とにかく私のお気に入りの本になったのだ。
2015年に新訳版が出たのでそちらも読んでみた。
1860年代の奴隷制度が残るアメリカの南北戦争前から
南北戦争後のアメリカ南部ジョージア州を舞台に描かれた壮大な作品
あまり歴史には興味がなかったが、ヒロインのスカーレット・オハラの
魅力に引き込まれて何度も何度もこの小説を読み返したものだった。
小説の次に漫画も出版されてそちらも読んだが小説の後で良かったと思う。
漫画を見てからだと登場人物のイメージが固定されたであろうから。
漫画のアシュレイ(スカーレットの愛する男性)はハンサムで素敵だったが逆に映画のアシュレイを見た時に描いたイメージと違ってがっかりした。
漫画の次に見たのが映画だった。(1939年アメリカ製作・日本公開は1952年)
映画も長い、4時間近くもある。
それでも小説をそのまま全て表現するには限界があったが
南部の優雅な古き良き時代、戦争中の質素な暮らし方、アトランタが陥落する迫力あるシーンや南部同盟が北部に負けた後の屈辱的な悲惨な生活、そして何よりも魅力的なヒロインのスカーレットのたくましい行動に時間を忘れて観てしまった。
昨年、久しぶりにAmazonプライムビデオでも観ることができたが、私の中の『風と共に去りぬ』の感動は少しも衰えてなく、むしろ今まで以上に感動した。
女性は男性に従順であり良き妻、良き母になることが女の幸せだと思われていた1860年代の風潮を覆したスカーレットの半生
スカーレットはアシュレイに失恋した腹いせに好きでもない男性と結婚し
戦争でその夫を亡くすと未亡人のシングルマザーになる。
今度はお金のために自分の妹の恋人と打算で愛のない再婚をして
女が仕事などしない時代に今で言う起業をするのだ。
その後も彼女は次々と事業を成功させてのし上がっていく。
男顔負けの商才がありたくましい根性を持った彼女なのに
初恋相手のアシュレイのことはいつまでも忘れられないという乙女心も持っている。彼は許婚のメラニーと結婚している。
したたかな女性の反面、子供っぽい一途なところもあってなんだか憎めない性格のスカーレット
そのアンバランスさが余計に彼女の魅力を引き立たせている。
そして美貌とチャーミングさで男心も難なく射止めてしまう。
この小説を読んだ人が今までは私の身近にいなかったのだが
くなんくなんさんも読んでいたのを彼女のnoteで知って嬉しかった。
くなんくなんさんは子ども時代をシンガポールで過ごされた貴重な体験を記事に書いている。45年も前のシンガポールの様子や家族との海外赴任生活のこと現地の学校のことなど、まさに現地レポート並の臨場感で興味深くて読んでいて楽しめる。
そして彼女はとても本を愛する読書家でもある。
これからも彼女のシンガポールの記事を楽しみにしている。
もしあなたがこの『風と共に去りぬ』に興味を持たれたなら小説を先に読んでから映画を観ることをお勧めしたい。
そのほうが想像力を掻き立てられるから。
「やりたいことは、とりあえずやってみなはれ!」の精神で生き抜く
スカーレットみたいなこんな人生もありかもと勇気が湧いてくる。
最後にこの本の中に出てくる私のとても好きな言葉
『明日は明日の風が吹く』
Tomorrow is another day ! をあなたに贈りたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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