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洋画の邦題タイトルの件 その1
タイムトラベル映画大好きりゅうさんです。
突然ですが、皆さんは新作を観る決め手は何でしょうか?
新作の情報はテレビコマーシャル、映画館の予告編、ポスター、チラシ、雑誌など色々あります。
でもタイトルは間違いなくその一つだと思います。タイトルは映画の内容についても色々な想像が膨らみますからね。
私なんか脳内で勝手に妄想オリジナル予告編が流れ始めます。
邦画ですと「カメラを止めるな」とか「この世界の片隅に」など色々工夫を凝らしたタイトルが普通に見られます。
一方、最近の洋画のタイトルは何となく原題の単純なカタカナ読みで面白くないのが多いと思いませんか?
そこでまずそれが正しいか調べてみました。
本当は全公開作について統計を取らないと正しくないのですが、何しろ最近は年間2000本以上も公開されてますのでそれを全部整理するのは素人ブログでは無理という事でお許しいただき、超簡単な方法で洋画の年間興行収入一位作品の題名の推移を調べてみました。
収入の多い映画はタイトルのつけ方にも特徴があってそれでヒットしていたかもしれませんがそこは無視して下さい。
表1に原題と邦題を比較したリストを示します。
まず、これらの作品の邦題タイトルに
1. 日本語が入っているもの
2. 日本語が入っていないもの
として分類して5年単位で分類1と2の総数の推移を整理したのが図1です。
なお、ベンハーのようにカタカナ名の固有名詞そのままの作品も2と分類しています。
結果はばらつきはかなりあり何とも言えないという結果でした。
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そこでさらに邦題を以下のように細かく分類して見てみます。
1.固有名詞そのもの
(例:Peter Pan → ピーターパン)
2.原題の直訳(外国語の意味をそのままタイトルにした)
(例:Rear Window → 裏窓)
3.意訳(原題とは違ったタイトル)
(例:Lady and the Tramp → わんわん物語)
4.原題をそのままカタカナ読み
(例:Back to the future → バックトゥザフューチャー)
これれの5年ごとの推移を見たのが図2です。
こちらもかなりバラツキはありますが65年代までは日本語へ直訳や意訳が多めのように見えます。
しかし1970年以降はただの原題をカタカナに直したのが明らかに増えています。
やはり最近は原題のカタカナ読みが増えているのは感覚だけでなく正しいようです。
またその一因としては昔はシリーズものを区別するのに副題を日本語にする傾向がありましたが最近はそれも英語のままと言うのが増えているためと思います。ではなぜこのような変化があったのか?
私は業界の人でもないので本当のところは良く分かりませんが、いくつか思う所はありますのでそれはまた次回考察したいと思います。
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