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憲法を背景から学び政治に関心をもつ必要があるワケ

最近、本当に暑い上に、気が重い
能登半島地震に続き、南海トラフ発生域での地震、わずかな志望企業(たった1社だけど)からの不採用通知、水漏れトラブル、家庭内不和

「この社会は間違っている!」と亜門鋼太朗並に叫びたい状況だが、叫んだとて何も変わらない

とはいえ、なんとなく今の世間に息苦しさを感じているのは事実なので、とりあえず、農業でも、チェンソーの扱いでも、デモ参加でも、片っ端から足を突っ込んでいるこの頃

憲法を学んできた

で、次に足を突っ込んだのが、憲法
護身用の拳法でもよかったのだが、「あのライオンでさえも閉じ込めることができるブツ」と聞いて、憲法に惹かれた

言わずもがな「憲法」とは、日本の1番大事な決まりのことで、私がなんとなくニガテ意識を持っているもの

学生時代、日本史・倫理は好きで司馬遼太郎とかも読んでいたけど、政治・経済は睡魔に襲われてまともに講義を聞いていなかった

「でも、ライオンをぶん殴れるなら(?)頑張って聞くか」と思いイベントに申し込んだ

憲法は権力の塊「国」と私たち「国民」の約束事

イベントは、かわいらしいライオンの他、様々な動物やキャラ(トラッキー、つばくろー?)が登場しながら進んだ

まず、初めに驚いたのは、いかに私たちが社会科で習ったであろう単語の意味を理解していないか、ということだった

国民主権
権力者「国」の暴走を抑える、権力者と国民の契約書「憲法」は、国民自身がつくること

立憲主義
権力者「国」の暴走を、権力者と国民の契約書
「憲法」で抑えること

「社会科は暗記科目ではなく実社会との関わりを学ぶものなんだから、背景や理由がある」という講演者の言葉からすると、かなりグラグラな学び方をしてきたらしい

学び方はともあれ、上記2つの単語だけからでも、権力者が好き勝手やらないように、私たち国民が監視しないといけないことがわかる


当たり前のことが書かれてるのは守られなかった過去があるから

思想の自由、信教の自由、学問の自由などなど
「いや、当たり前やろ」と思うようなことが書かれていることの理由を考えたことがある人っているのだろうか?

たぶん、背景にある事件や時代背景は歴史で習っているのに、結びついていない場合が多いと思う
日本史大好きだった私も、あまり理解できていない
(幕末と第二次世界大戦は熱心に見てた記憶)

思想の自由
治安維持法などによる言論弾圧の反省などから明記

信教の自由
キリスト教信者への改宗を求めてた時期があった
天草・島原の乱とか

学問の自由
国などの権力を批判するような人の処刑
幸徳秋水さんとか


感情論ではなく筋道立てて「おかしい」と声をあげるため

「『原爆は悲惨です』で終わっては、実社会に結びつかない」

この言葉にある通り、「どこがおかしいのか?」を理解し、法律や制度をつくる議会に声を届ける方法を知らないと、何かを変えるのは難しいし、改悪された時に反対するのも難しい

最近だと、防衛費を増やす必要があるから増税するかも、と言っているが、「証拠がどこにあるのか?」という目線で見ることができないと声をあげづらいし、自分たちの生活を守ることはできないと思う

憲法は私たちの努力で守るもの

「憲法はなぜ存在し、守らなければならないのか?」

今回のイベント参加で、「私たちが当たり前に持っている権利が守られてこなかった歴史を繰り返さないために存在し、再び、守られない状態に陥った場合に正常に判断して声を上げるため」なんじゃないかと思った

加えて、守るためには、背景にある知識を学び続けなければいけない

ワン・フォー・オール並に聖火のように引き継がないといけないらしい(わかる人にはわかる)

生きづらいからといって、節約・投資・稼げる仕事など、小手先のテクニックや娯楽に飛びついて、「自分を変えるしかない」「この社会は間違ってる」と諦めや嘆きばかりこぼしていても、現状は変わらないどころか、悪化してたりする

だから、「どこが、なぜ、どんな風におかしいのか?」がベラベラ話せるように、社会のことを知りたいと思った


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