英語の発音がカタカナ変換できないのだ!
インタビュー遠足に行った時、計算になかったあることに気づきました。
うちの生徒は小さい時からのレッスンで英語の発音をインプットしてきました。特にカタカナ英語反対派の私は、小学校に上がってローマ字を習い始めた生徒が、単語にカタカナで読み方をふるのも最低限にさせて、語尾の発音はアルファベットでかかせたりしていました。歌はもちろんカタカナ英語では歌えないので、リエゾンも含む子音と母音の関係と指導してきました。
その指導を続けてきた上で、インタビューの時に発覚したこと!
聞き取れてるけれど書けない
国名や有名な場所など、聞き取れているのに、記録できない
New Yorkと言われたらもちろん聞き取れているのですが、インタビューシートに記録する時に、スペルがわからない。
じゃあ日本語で!となってもカタカナでどう書くのか?わからない。
おそらく英語のNの発音と日本語のナニヌネノの音が違うからニューと変換されない。ニューと書くのは、カタカナの習慣を知っているからで、子供たちにとって「聞こえたとおり」はカタカナにはならないのです。
Bridge もしかり、すぐに橋のことだとわかっても、Bの次のrの発音は音として「リ」とは聞こえていないので「ブリッジ」とは変換できない
これは発音重視してきた私としては成功ですが、カタカナ表記との間にできたギャップがこんなに大きくなるのは計算違い。
つまりは、私自身がむしろカタカナ表記に慣れてしまっていて、当然わかると思っていたからだとわかりました。
実はそのことも想定して、上級生のレッスンでは
Spell please!と言ってスペルを聞き取る練習もしたのですが、書く練習が足りないので、dとbやらsとcやらボロボロ間違えるので今回は断念。
結局インタビューシートにPlease write hereを連発することになりました。
最近になって、
オーマイガー(OMG)とかパーリー(party)とか発音に近い書き方をすることもあります。
まだX以前、生徒は私がTwitterと発音すると
「ツィッターのことね?」
と理解しますが、じゃあそれを知らない言葉として聞いた時、その音を、どんな風に書くのか?
初めて聞いた英語をスペルで書くのは無理。
でも、聞こえた音をカタカナにするのも無理だしやめてほしい。
日本の英語におけるカタカナ表記の常識を変えるのはかなり遠い道のりでした。