2024年10月の記事一覧
加藤のファミリーヒストリー27
編集後記 2019年記
2018年突然に「加藤の墓じまいをする」という話が持ち上がりました。
お墓という不動産について私は漠然とした管理形態しかイメージしていなくて、将来誰もその管理費を払わなくなれば、無縁仏になって、そのうち将来死んだ誰かの為に明け渡すのだろうくらいにしか思っていませんでした。実際、それを管理していたのは母君枝で、それを自分が受け継ぐ実感などありません。
でもこの「墓じまい
加藤のファミリーヒストリー26 次の世代へ
2018年記
◯◯ちゃん結婚するのよ
◯◯ちゃんのところ赤ちゃん産まれたって
そんな報告を母から聞くだけで、時間はどんどん過ぎて行きました。
誰しも30代から40代の働き盛りは目の前のことで精一杯で親戚付き合いは後回しになるのではないでしょうか?
知らない間に新しい命はすくすくと成長し、自分は日々を生きるだけで、歳を重ねていることすら気づかないでいました。
それでもよく連絡をとる従姉妹はいて、
加藤のファミリーヒストリー25 小さいお姉ちゃん
「あんた、カメラ持って来てよ、イタリア料理おごるから」
母のお達しで今日は祖父母のお墓参り。母が子供のとき住み込みで働いていたお手伝いさんが、祖父母の墓参りをしたいとやってくると言うのです。
今を去ること65年前、貧しい農家に育った彼女の村では機織り(ハタオリ)が女の仕事。
村中の娘は機織り修行をしなければならなかったのですが、それがどうしてもやりたくなかった彼女は先に知り合いのつてで奉公にきてい