noteの使われ方調査(はじめて一週間を振り返って)
さてさて早いもので、はじめての投稿から一週間が経ちました。次は、何の記事を書こうか、仕事の合間に考えるのが、楽しくて、楽しくてしょうがありませんでした、と書きたいところです。が、あろうことか、「スキ」数の衝撃的なスタート・ダッシュに不意打ちを食らい、それどころじゃなくなってしまいました。
今回は、この一週間に弊社の公式noteで何が起きたのか、を書きたいと思います。noteの使われ方調査、第2弾といったところでしょうか。まさか、こんなにも早く、第2弾をお届けすることになろうとは、想定外ですが。まあ、note利用の王道ともいうべき体験談、つまりは、note一週間体験記です。
えっ、最初に、この記事を開いてしまった方がおられるのですか。それは、それは、どうもありがとうございます。そんな方は、ご足労をおかけいたしますが、ぜひ、前回の記事「noteの使われ方調査(公式noteアカウント開設のご挨拶)」から、ご覧いただけると幸いです。本編の前提であり、note使用前の素朴な思いが綴られていますから。
前置きはさておき、早速、この一週間を振り返ってみましょう。
衝撃のスキスキ大好き攻撃
振り返ってみれば、記念すべき初投稿は、6月29日(月)17時30分でした。
そして、初「スキ」をもらったのが、そのわずか3分後の6月29日17時33分。
このスピード感、浮かれました。その後も、投稿初日は、断続的に「スキのおしらせ」がe-mailに入り続け、合計17の「スキ」をもらって、日付が変わることに。
ある程度、予想していたとはいえ、さすがに、このスキスキ大好き攻撃には、有頂天になりました。「うわっ、noteすげぇ、こんなに読まれるんだっ」て感じた瞬間です。この日は、気持ちよーく眠られたのはいうまでもありません。
【図1】「スキ」が押されたことを伝えるnoteからのe-mail
翌朝、起き抜けに、まずやったことといえば、スマホでnoteのチェックです。弊社公式noteの「スキ」数を、真っ先に確認しました。うわぁ、また1つ「スキ」が増えてるじゃないですか。ウッキウキで電車に乗り、会社に向かいました。
出社したら、すぐにPCを起動です。起動時間が、こんなに長く感じたことはありません。で、起動するなり、すかさずe-mailチェック。「スキ」、また来てる!今から思えば、幸せなひと時でした。
仕事上のe-maillチェックも一段落し、PC上で、noteの機能を確認してみました。「ダッシュボード」なる機能があるじゃないですか。早速、開いてみることに。その数字を見て、頭の中に「?」が、大きくなりながら、次から次へと充満していきます。どう理解すればいいのやら、皆目見当もつかなかったのです。
【図2】ダッシュボードの集計データ
「全体ビュー」6、「スキ」18。
えっ、「全体ビュー」って、何?わからないことは「ヘルプ」です。
「記事ページに加え、記事がタイムラインなどの一覧ページに表示された回数も加算されています。」
(note help center「アクセス状況をみる」より引用)
ということです。ちょっとわかりにくい表現ではありますが、要は、開かれなくとも、記事が人目にさらされた数を示しているのは、間違いないようです。
で、再び考えます。「全体ビュー」6に対して、「スキ」18。どう考えても、計算が合いません。記事が6回しか人目にさらされてないのに、18の「スキ」……。……。えーーーっ、目をつむりながら、「スキ」してくれたってこと???そこに、思い至り、思考停止に陥りました。あまりにも衝撃的過ぎて。
読まれてないのに、「スキ」が押されてる……。残された可能性として、集計ミスってことはないだろうか、とも考えました。初投稿ですし。で、集計データが更新されるのを、ひたすらクリックして待ちました。夢であって欲しい、そんな思いで。
集計データの更新と推移
この日は長い一日になりました。他に何の仕事をしたのかなんて、もはや覚えてません。覚えているのは、noteのダッシュボードにかじりついてた、ということ。そして、「アクセス状況」のデータは、リアル・タイムで更新されない、ということを理解したぐらい。
リアル・タイムで閲覧数などが確認できるツイッターなどと比べると、noteのダッシュボードは、根本的に異なっています。つまり、リアル・タイムで集計データは見られないってことです。
更新されたデータを目の当たりにし、どうやら集計ミスではないことがわかり、社長への報告も、憂鬱になりました。なにせ、投稿初日の晩に、浮かれた報告のe-mailをすでに送ってしまっていたので。
でも、事実は事実として受け止めなければなりません。これもまた、貴重なデータが収集できた収穫、と考えることにしました。ポジティブに考えなければ、やってられません。
さて、弊社公式noteの一週間の「アクセス状況」データを公表する前に、noteのデータ更新頻度を、みなさまにお教えしておきましょう。
ダッシュボードにある「アクセス状況」のデータは、毎日定刻に更新されているわけではありません。しかし、若干の誤差があるにせよ、毎日、ほぼ同じ時間帯に更新されています。前後30分ぐらいの誤差がありますが、午前9時、午後1時30分、午後6時、午後11時、深夜3時と、一日に5回更新されているようです。
これがわかり、3日目ぐらいからは、「アクセス状況」データの確認も慣れたものでした。まず起床して確認、出社して確認、昼食後に一息つきながら確認、退社前に帰り支度を整えながら確認、そして自宅で就寝前に確認です。そうすれば、拾えるデータはほぼ漏れなく、拾えることになります。
で、一週間のデータを示すと次のようなグラフになります。
【図3】弊社公式ノートの「全体ビュー」数と「スキ」数の推移
このグラフから、有頂天になったのも、おわかりいただけるかと思います。なにせ、「スキ」数は、投稿して間もなく、究極の右肩上がりですから。で、その後は、かなしいかな、すぐに頭打ち。
一方、「全体ビュー」は、投稿2日目に勢いがあるものの、徐々に増えていっていることがわかります。結局、7月6日午後11時32分の集計で、全体ビュー30、スキ20ということになりました。
【図4】弊社公式noteダッシュボードの集計データ(2020年7月6日23:32時点)
この数値をどうとらえればいいのか、比較材料もないので、よくわかりません。が、やはり「全体ビュー」数に対して、「スキ」数の割合が、異様に多いような気がします。諸先輩のみなさま方、いかがでしょうか。
突き付けられる悲しい分析結果
一応、せっかく集めたデータですので、数は少ないですが、分析しておきましょう。あくまでも客観的に、がデータ分析の基礎です。たとえ結果が芳しくなくとも、決してひいき目で見てはいけません。すると、もっと冷酷な事実が突き付けられます。
ダッシュボードの存在に気づき、はじめて拾ったデータは、「全体ビュー」6、「スキ」18でした。これはつまり、「スキ」18の中に、ちょろっとでも目を通したであろう「全体ビュー」の6が含まれているかもしれないし、含まれていない可能性もあるのです。
最悪の事態を想定すると、「スキ」を押した人の中に、「全体ビュー」でカウントされている人がいないということになります。つまり、ちょろっとでも見たであろう30の中に、「スキ」をしてくれた人はいない、と。あぁ、もう考えたくないです。
以上は、数字の分析、いわゆる量的データ分析ってやつです。実は、こうしたデータ以外にも、収集できたデータがあります。
それは、「スキ」してくれた方々のデータになります。「スキ」が押されるたびに、noteから送られてくるe-mailには、「スキ」をしてくれた方のニックネームやnoteへのリンクが、ご丁寧に記載されています。なので、これらの方々のページにアクセスすることができるのです。
まあ、スキスキ大好き系の方々は、それを狙っているわけですが、それを逆手に取れば、スキスキ大好き系の実態分析ができるということになります。つまり、プロフィールなどから性別や年齢、職業などの内容の分析、いわゆる質的データ分析が可能となるわけです。
というわけで、「スキ」してくれた方々のページに、訪問させていただきました。また、別サイトのリンクが貼られていたら、そのリンクにお邪魔させていただいたものもあります。まあ、彼らからしてみれば思うツボですが。そのデータが下図になります。
【図5】スキスキ大好き系の実態
性別は、圧倒的に男性が多かったですね。年齢は、20代から30代が多く、想定していた通り、多くが起業家です。数少ない女性も、運営するサイト等の周知を目論んでいるように思われます。それにしても、20代でも、起業されている方が結構、いらっしゃるのですね。感心しました。また、20代のサラリーマンは、起業家予備軍とでも、いえそうです。
ただ、気を付けなければならないのは、プロフィールなどを装っている場合もあるということ。なので、このデータは、あくまでも参考としてとらえてください。
でも、なぜこのような結果になったのでしょうか。投稿した記事が、どのように人目にさらされるのかは、まだあまりよくわかっていません。が、現段階では、ある程度、タグが効いているのではないかと、思っています。
この記事につけたタグのうち、「noteの使われ方」「noteの使い方」「note分析」などで、ヒットしたとは思えません。だって、これらの語句で検索するなら、少しは目を通すと思うじゃないですか。なので、怪しいのは「自己紹介」「収益化」というタグでしょうか。
ただ「収益化」というタグの記事は、それほど多くないことを考えると、「自己紹介」が最も効いたタグなような気がします。とすれば、「顧客獲得のためには、新人を狙え」みたいな裏マニュアルみたいなものが出回っているのでしょうか。まあ、経験も浅いので、今後、徐々に閲覧数をふやし、分析を深めていきたいと思っております。
note体験、一週間目の教訓
というわけで、第2回目の投稿は、noteの王道、自らnoteを使ってみた体験談を吐露させていただきました。この体験が、少しでも皆様のお役に立てることがあれば、これ幸いです。
結論としましては、記事をみなさんに見ていただけるようになるのに、近道はないということですね。数字に一喜一憂することなく、地道に記事を重ねることが重要であることを痛感させられました。まあ、はじめたばっかりですし、未来を信じて、みなさまの目に留まるような記事を配信していくことを、ここに宣言します。今後の記事に、どうぞご期待ください。