世界初の「フィルター自動清掃機構」で常識を覆したエアコン~ノクリアが未来技術遺産に登録!~
※2022年9月7日に公開した記事です
皆さんはエアコンのお手入れ、どのくらいの頻度で行っていますか?
日々の使用でホコリがたまったフィルターは、2週間に1回程度、お客さまによる掃除が必要です。
掃除をせずにエアコンを使用し続けると、フィルターが目詰まりし、本来の性能を発揮できなくなり電気代の増加につながります。
「でも、エアコンのフィルター掃除って結構めんどうだし、忙しくてなかなかできない・・・」
そんなお客さまの声を聞き、当社が開発したのが世界初(注1)の「フィルター自動清掃機構」です!
「フィルター自動清掃機構」は、一定時間の運転終了後、フィルターが自動で上下し、付着したホコリをブラシで除去します。これにより、お客さまによるフィルター掃除が、年に1回程度、ダストボックス内のホコリを除去するだけで、お手入れが完了するようになりました!
お客さまの手間を減らすとともに、運転効率の悪化を防止し、省エネ性維持にも貢献しています。
この機構をはじめて搭載したエアコン「ノクリア」は、もともと「省エネナンバーワン」を目指して開発されました。ただ、どんなに省エネ性に優れたエアコンでも、使用するうちにフィルターにホコリが詰まり、省エネ性が発揮できなくなります。さらに、アンケートなどによると9割以上のお客さまが、フィルター清掃を「半年~1年に一度」、もしくは「全くしたことがない」ということが分かりました。
「どうすればお客さまの手間を増やさずに、省エネ性が維持できるか?」
開発担当者は、ある日、エチケットブラシでスーツのホコリを取る同僚の姿を目撃し、「これだ!」と直感します。ここから着想を得て「ブラシが自動でフィルターをこすり、ホコリを取り除く」、フィルター自動清掃機構が誕生しました!当時全く新しい発想であったこの機構は、その後の高機能エアコンの標準機能として広く定着しました。
そして先日、この「フィルター自動清掃機構」を初搭載したノクリア(2003年発売AS28JPZ)が、未来へ引き継いでいくべき重要技術として、国立科学博物館が認定する2022年度「未来技術遺産」に登録されました!
今回の登録を励みに、今後もお客さまに寄り添い、使いやすさや快適性、省エネ性を実現する製品を開発していきます!
注1 世界初:壁掛形エアコンにおいて。フィルターを自動でおそうじする機能。2003年3月21日発売(世界初)。当社調べ。
「未来技術遺産」やノクリア(AS28JPZ)については、以下ページをご確認ください。
独立行政法人国立科学博物館(産業技術史資料情報センター)重要科学技術史資料
ニュース(プレスリリース) | 富士通ゼネラルの「エアコンフィルター自動清掃機構」が2022年度「未来技術遺産」に登録
ニュース(プレスリリース) | 「nocria(ノクリア)」3機種を新発売
「nocria」開発プロジェクトストーリー
当社のあゆみ | 「nocria®」開発裏ばなし
「ノクリアが未来技術遺産に登録」エアコンのフィルター自動清掃機構特設ページ
「日経クロステック」連載 フィルタ自動清掃機能付きエアコンの開発
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