カビは土の中に存在している⁉エアコンとカビ対策の話【社員インタビュー】
こんにちは、広報担当のMです🌻
7月に入り暑さが本格化してきました。
全国的な梅雨明けが近づいているとはいえ、湿度が高いこの時期・・
“カビ”が気になる方が多いのではないでしょうか⁉
このnoteでは富士通ゼネラルが誇る技術者とともに、カビが発生する仕組みと、今すぐできるお手入れ方法を解説します!
◆Interviewee
(左)青木 博則:空調機商品技術部に所属し、空調機の空気質改善の機能開発を担当。趣味は家庭菜園。スイカ/トウモロコシ/トマトを子どもと一緒に作っています!
(右)増田 雄介:家庭用空調機開発部に所属し、「ノクリア」シリーズの機能開発を担当。趣味はサッカー。休日は家族でJリーグを観戦しにいっています!
Episode 1. カビはどのようにして発生するの?
(青木)実はカビは土の中にたくさん存在しています。
そこから空気中へ飛ばされた胞子が窓や玄関などから家の中へ侵入し、環境条件が揃うとカビが発生します。
一般的に屋内環境では、1立方メートルの空気中に2~200個ものカビが存在しています。
また、カビは「気温・酸素・ホコリなどの栄養分・高湿度」の4つの条件が揃うと育ちます。
特に「湿度」が最も大きな要因で、湿度80%以上が7日間続くとコロニー(黒い点の集合体)として人の目でも見える大きさに成長することがあります。
Episode 2. どのようにエアコンの中に入り繁殖するの?
(増田)エアコンは天井側から空気を吸い込んで内部で冷やし、吹き出し口から室内に吹き出す仕組みになっています。その際、空気中に浮遊するカビがエアコンに吸い込まれ、内部まで入ってしまいます。
夏場にコップの外側に水滴が付くのを目にしたことがあると思いますが、それはコップ周りの空気が急激に冷やされ、水蒸気が凝縮される「結露」という現象によるものです。
エアコンでも同様に空気を冷やすための熱交換器という部品に大量の水滴が付着します。「高湿度」を好むカビにとって、エアコンは家電の中でも特に快適な条件が揃いやすい機器といえますね。
Episode 3. エアコンのカビ対策に最適なお手入れ方法とは?
(青木)「内部乾燥機能」で“湿度”を抑えることが大切です。
冷房・除湿運転を使用した後は、室内機内部をしっかり乾かしてください。
内部乾燥機能がないエアコンの場合は、冷房・除湿運転の後に30分から1時間程度「送風運転」を行うことをおすすめします。
これによりカビの発生条件である“湿度”を抑え、カビを繁殖しにくくします。
(増田)「フィルター清掃」で“栄養分”を減らすことも大切です。
フィルターに付着したホコリや汚れはカビの発生条件である“栄養分”になります。
自動おそうじ機能付きエアコンの場合は、ダストボックスに溜まったホコリを捨ててください。
自動おそうじ機能が付いていないエアコンの場合は、2週間に1回程度の頻度で清掃することを推奨しています。
おわりに
私たちが提供する「ノクリア」はカビ対策に力を入れています💪✨
開発エピソードや清潔機能にかける2人の思いはこちらのページでも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!