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仕事の流儀

こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

先日、趣味で習っているフラメンコ用の衣装を作る機会がありました。
踊る曲や自分のイメージを表現するために、衣装もとても大切な要素です。

私は、色彩やファッションのセンスは皆無なので、いつも衣装屋さんに
ただ漠然としたイメージや、表現したい内容をとりとめもなく説明して
デザインを起こしてもらっています。

今回も
「表現したいのは深い海です。夏の明るい海じゃなく、暗くて海底に何かが潜んでいるような海で、嵐の海です」
と、漠然としたイメージを話したところ、イメージ通りの衣装が出来上がってきました。

さらに、
「石川さんは、体格が華奢だから、こういうデザインの方が存在感が出るから」
と言って、様々な工夫をこらしてくれて、結果的に大満足の仕上がりでした。

出来上がった衣装を見ていて、
(私たちの仕事もこういうことかもなぁ)
と思いました。

例えば、就業規則を作るにしても、私たちはただ労働条件を聞いて就業規則にするのではなくて、
就業規則を作ることによってお客様にもたらされることを形にしているのだと思います。

衣装で言うと、

「衣装が出来ました。ありがとうございました」

ではなく、

「衣装が出来ました。サイズは大丈夫ですか?これで発表会でもバッチリ輝きますね!」

と、私にもたらされる出来事(発表会で輝く)を想像させることで私の満足度は格段に上がります。

就業規則作成の際は、お客様に労働条件等のヒアリングを数回行います。
そのヒアリングも、単に労働条件を淡々と聞いているだけでは不十分です。

これだと、衣装を作るうえで、単にサイズを測っているだけと一緒です。
サイズを測る際に、
「お客様は、少し腕が細いので、それをカバーするようにこういうデザインにしましょうか」
等の、きめ細かさが必要です。

就業規則のヒアリング中に、お客様の経営上の悩みや様々な価値観を伺う事があります。
そこに寄り添っていくことで、社労士事務所に対する信頼も生まれ、満足度も上がります。

数ある社労士事務所から、お客様がなぜフェリタスを選ぶのか?
フェリタスで就業規則を作るとどうして満足度が上がるのか?
ここを自分達でしっかりと理解していないと、クオリティは落ちてしまいます。

私たちの仕事は、一方的にお客様に何かを押し付けるのではなく、
お客様との対話を通して、より良いお客様の未来に向けて伴走していく仕事です。

お客様にもたらされる未来を語りかけながら、苦しい時も嬉しい時も一緒に歩んでいけるパートナーでありたいと思っています。

それが、フェリタスらしさであり、フェリタスの仕事の流儀だと思っています。

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