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女性のホルモンバランスや身体の不調に関する話題が"語れない"社会から、"語れる"社会へ

近年、SNSやメディアで生理や更年期の話題に触れることが多く、企業や社会が関心を持つようになりましたよね。それでもまだ女性のホルモンバランスや身体の変化について理解を得られないという声も多く耳にします。
今回は、   女性の身体について"語れない“社会から"語れる“社会にするにはどうすれば良いのか考えていきます。

1,更年期や生理って相談しづらい…

生理休暇を設けている企業が増えている印象ですが、実際に生理休暇を取得している人は女性の約0.9割という調査結果も。
また、更年期が原因で仕事を辞めるなど仕事に何らかのマイナスの影響がある、いわゆる”更年期ロス”の影響を受けた人は、推定で100万人を超えるとされています。
なぜこのような現状があるのでしょうか。

理由として、下記が挙げられます。

•理解不足

上司や同僚、特に男性従業員の間で生理や更年期に対する理解が十分でない場合、生理休暇の申請や更年期による業務調整の相談が難しいと感じることがあります。
「体調不良なら病欠を取ればいい」といった態度や、「女性だけが特権を持っている」と誤解され、職場の不和につながることを恐れるケースもあります。

・キャリアへの懸念

生理や更年期体調不良やパフォーマンスの変化について話すと、「弱みを見せる」と思われることを懸念する人もいます。特に働く女性にとって、キャリアに影響があるのではないかと不安を抱く場合があります。

・メンタルヘルスの話題への躊躇

ホルモンバランスの乱れは、身体的な変化だけでなく心理的な影響も伴うことがあります。メンタルヘルス全般に対する偏見があると、話しにくくなることがあります。

理解されにくい事や、「弱みを見せる」事への躊躇いから、周りに身体の変化を"語らない“女性が多いようです。

2,世界に目を向けると

世界に目を向けてみると、日本は女性の性差医療や性教育の認識が限定的で、健康啓発の取り組みが他国に比べ遅れているといわれています。
例えば、オランダでは性教育に生理や更年期を含める取り組みが進んでいたり、スコットランドでは生理用品を無料提供する法律が可決されたりと、様々な動きがあります。

3,身体の変化を"語れる“ために

最近ではSNSやメディアの影響から、生理休暇や更年期サポートや制度を導入する企業も現れ始めているそうです。上記の通り、それでもまだ身体の変化や不調をオープンに語れないのが現状。どのようにすれば良いのでしょうか。

"フェムテック“という言葉が2021年の流行語大賞にノミネートされたことからも分かるように、ここ数年で更年期を健康の一環として学ぶ機会が増え、世代を超えた理解が進んでいます。職場や地域でのセミナーや講座を通じて、生理や更年期の影響について学ぶ機会を提供することが大切だと感じます。また、自分自身で体の変化を理解し、必要なケアを受け入れること、周囲に生理や更年期について話すことで、自然な会話として位置付ける努力をすることも必要です。

3,おわりに

いかがでしたか。今回は、女性のホルモンバランスや身体の不調に関する話題を"語れる"社会にするにはどのようにすれば良いか考えていきました。
女性の身体の変化について女性が周りに相談しやすくなるためには、社会全体で「自然な体の一部」として受け止める姿勢が不可欠なのではないでしょうか。
今でも蔓延る生理や更年期をめぐるスティグマを減らし、誰もが快適に過ごせる社会を目指していきたいですね!

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